加藤夏希、結婚後初の主演作がクランクアップ 愛に悩む女優を熱演
2014年8月31日 09:45
[映画.com ニュース] 20代の新鋭女性監督たちが手がけるオムニバス映画「つながる(仮題)」の一編で、女優の加藤夏希が主演を務めていることがわかった。加藤にとっては6月に結婚後初の主演映画で、撮影は7月中旬にクランクアップした。
アダルトビデオ界の巨匠・代々木忠が、撮影現場で出会った女性たちのさまざまな愛や性の悩みを知り、恋愛ができない男女が増える現代社会を独自の視点でつづった「つながる セックスが愛に変わるために」(祥伝社刊)を原作に、女優の中原翔子(プロデューサー名義は早川ナオミ)が初プロデュースを務め映画化。渡辺あい、深井朝子という2人の若手女性監督が、「感電」(監督:渡辺あい/主演:長谷川るみ)「おはよう、マコちゃん」(監督・脚本:深井朝子/主演:広澤草)「LOVE REVOLUTIONS」(監督:渡辺あい/脚本:深井/主演:加藤)という計3話のエピソードで描くオムニバス映画だ。
加藤が扮したのは、「LOVE REVOLUTIONS」の主人公となる女優の愛子。熱愛が発覚し結婚間近と報じられた愛子だったが、その直後に恋人から別れを告げられてしまう。ブログにはファンから祝福のコメントが寄せられるが、プライドの高い愛子は、破局を公にできない。恋愛映画の主演オファーも届き、マネージャーに説得されて出演を決めた愛子だったが、「愛している」というセリフをどうしても口にすることができず降板する。
加藤は役者として、女として、愛に苦悩する愛子の切実さを、時にコミカルに、時に真摯に熱演。撮影を振り返り「心の揺れを繊細に動かす事が難しくも楽しく、とてもやりがいのある役でした。演じることが怖いと感じた瞬間にすごく共感しました。そしてこの役を演じる私自身も怖いと感じていました。なんだか私の本心が見透かされているような作品だなと思いながら演じていました」とコメントしている。2015年春公開予定。