吉永小百合&阿部寛「ふしぎな岬の物語」をモントリオールが熱烈歓迎!
2014年8月31日 05:00

[映画.com ニュース] 成島出監督の最新作「ふしぎな岬の物語」が8月29日(現地時間)、第38回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門として公式上映され、主役の悦子を演じた吉永小百合と共演の阿部寛が会見に臨んだ。
この日、プレス試写には午前7時30分から長蛇の列ができ、試写後の会見には通常の4倍という約200人の報道陣が結集。その後、インペリアルシネマで行われた公式上映では、普段は解放されない劇場2階席にも立ち見客が出たため、急きょ追加上映が決定した。
主演だけでなくプロデューサーも兼ねた吉永は、きっかけは2011年に発生した東日本大震災だと明かす。「亡くなった方と生きている方の間で命のリレーのようなものが行われてきたと思います。そしてこの作品を原作で読んだ時に、これこそが私がやりたいと思っている作品だと思って選びました。そして、私が選んだという責任があるのでプロデューサーというかたちになりました」。大変な仕事だったといい、「ほとんどちゃんとした仕事をできておりませんけれども、ただ映画の公開までしっかりやっていきたいと思っています」と意気込んだ。
プレス向けの公式会見では、阿部は今作につい「人間はそれぞれ多かれ少なかれ傷を持っていて、それは人と人とが助け合って行くことによって、寄り添って生きていくことによってみんな生きていける」と解説。さらに、「人間を描いた作品ですので、そこを期待しておいてほしいです」と自信のほどをうかがわせた。公式上映後の質疑応答では、阿部が主演した「テルマエ・ロマエ」シリーズの質問が寄せられるひと幕も。阿部は「テルマエで来たわけじゃないんだけどな(笑)」と苦笑しきりだった。
「ふしぎな岬の物語」は、10月11日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
「Ryuichi Sakamoto: Diaries」あらすじ・概要・評論まとめ ~命と音に向き合う“人間・坂本龍一”を通じ、最期の日々を想う映像体験~【おすすめの注目映画】
2025年11月27日 06:00
映画.com注目特集をチェック
“愛と性”を語ることは、“生きる”を語ること
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
アバター ファイヤー・アンド・アッシュ
【シリーズ完全初見で最新作を観たら…】「こんなに面白かったのか!!」「歴史を変える傑作」「号泣」
提供:ディズニー
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ