生歌で撮影したイーストウッド監督作「ジャージー・ボーイズ」本編映像公開!
2014年8月28日 18:00

[映画.com ニュース] アメリカの伝説的ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」を題材にしたトニー賞受賞ミュージカルを、クリント・イーストウッドが映画化した「ジャージー・ボーイズ」の本編映像が、このほど公開された。
同作では、これまで売り上げたレコード数が約1億7500万枚以上、1990年には「ロックの殿堂」入りを果たし、今なお世界中で愛され続ける4人組ザ・フォー・シーズンズの光と影に迫り、数々の名曲とその裏に隠された真実に迫る。
公開された映像は、電話越しに新曲を歌い、売り込みをかける4人と、その歌声に色めき立つプロデューサーのシーン。彼らを一躍スターダムへ押し上げた名曲「シェリー(Sherry)」誕生の瞬間だ。イーストウッド監督は同作で、映画撮影としては珍しく楽曲のパートを事前に録音せず、実際にカメラの前でキャストに歌わせるという手法を用いたと明かす。「彼らのほとんどが数えきれないほど生で歌った経験がある以上、そのほうが自然な流れだった。実際に歌うのを見て、聞くと、その素晴らしさが分かるし、感情の機微がよく分かるんだ」と語り、キャストの歌唱力に絶大の信頼を置いていることがうかがえる。
「ジャージー・ボーイズ」は、ニュージャージーの貧しい町に育ち、歌声を武器にスターの座についた4人の栄光と挫折を、「君の瞳に恋してる(Can't Take My Eyes Off You)」「愛はまぼろし(Who Loves You)」といったヒット曲をちりばめながら描く。リードボーカルのフランキー役には、ブロードウェイ版で同役を演じてトニー賞に輝いたジョン・ロイド・ヤングが扮している。9月27日から全国公開。
(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT
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