破滅に向かう家族を描くキム・ギドク監督「メビウス」衝撃の予告編が公開
2014年8月15日 21:10
[映画.com ニュース] 「嘆きのピエタ」のキム・ギドク監督最新作「メビウス」の予告編が、公開された。肉欲、嫉妬に狂わされ、破滅に向かう家族の悲劇がテーマの本作は、本国・韓国で上映制限がされた問題作で、日本での上映もR18+指定を受けている。
不貞を働く父、その現実に耐えられず息子に刃を向ける母、そして自身の性器を切り取られてしまった息子。全編にわたってセリフを排し、「笑う」「泣く」「叫ぶ」の3つの感情要素だけで、人間の欲望や家族についての壮絶なドラマを描いていく。父役をキム監督作品「悪い男」「受取人不明」に出演したチョ・ジェヒョン、息子役を韓国映画界の新星ソ・ヨンジュがそれぞれ演じる。さらにイ・ウヌが母・浮気相手の女の一人二役に挑戦している。
このほど公開された予告編は、刑務所に収監される息子の姿から始まる。母が息子の性器を切り取ろうとする凄惨なシーンや、石を体に擦り付け絶頂に達する息子、思いつめた表情で拳銃を机から取り出す父の姿などが収められており、破滅に向かう家族の道程が生々しく映し出される。セリフがないのにもかかわらず何よりも雄弁に狂気を物語る、衝撃の仕上がりだ。
「メビウス」は、12月6日から新宿シネマカリテほか全国で公開。
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