ショーケン50周年に向け自ら執筆した脚本の映画化構想を披露
2014年8月7日 20:40

[映画.com ニュース] 歌手で俳優の萩原健一と妻でモデルの萩原リカが8月7日、都内で行われたイタリア映画「グレート・ビューティー 追憶のローマ」の特別試写会でトークショーに参加。萩原が、自ら脚本を執筆し映画化に向け動いていることを明かした。
7月に64歳となった萩原は、「ある程度の年齢に達し、日本文化に貢献するように努めようと思うようになった。萩原家は短命なので、少しずつ努力しています。まだ発表できる段階ではないが準備をしています」と発言。リカも、「60歳を過ぎてからパソコンを覚え、毎日こもってひたすら創作している。何かに夢中になるのは素敵なので応援したい」とエールを送った。
詳細は語らなかったが、前夜までに初稿を書き上げ、あす8日に既知のプロデューサーと打ち合わせを持つという。「暇つぶしでやっていたんだけれど、私はいい(出来だ)と思う。今、世間をにぎわせている事件とも重なっているかな」と含みをもたせた。
2017年にデビュー50周年を迎えることもあり、リカも「今までの集大成でもあり、新たなスタートとして形にしたい」と笑顔。ストーリーなども聞かされているそうで、「すごく集中して書いていたし、何回も読み直して、楽しそうに話してくれるので映像が頭に浮かびました」とのろけ気味に話した。
萩原は「今まで日本の巨匠たちに文句ばかり言ってきたから、人に見せるのは怖い。だから家内に先に怒られておいた方がいいから」と照れ気味。自身の出演や監督するかなども検討中で、「私が出なくても、やっていただけるのであればありがたい。何かの形で恩返ししないと不義理になるからね」と夢をはせていた。
また、結婚後に2人で公の場に出るのは初めてで、萩原は「家では24時間、ほとんど一緒にいるので、ちょっとあがるな」と苦笑い。それでも、「家内にあって、過去はすべて忘れました。いいことも悪いことも帳尻が合うもので、今は幸せですよ」と堂々とのろけ、拍手喝采を浴びていた。
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」は、40年前に発表した小説が高い評価を受けセレブ生活を満喫していた作家が、初恋の女性の悲報を聞き残りの人生を有意義に過ごそうと再び筆を執る決意をする人間ドラマで、今年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞。8月23日から全国で順次公開される。
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