能年玲奈&登坂広臣、女子中高生たちにアドバイス「焦らなくていい」
2014年8月6日 18:24

[映画.com ニュース] 伝説的少女漫画の映画化「ホットロード」に主演する能年玲奈と登坂広臣が8月6日、試写会が行われた都内の女子中高校をサプライズ訪問し、「愛の“HR”(ホームルーム)」と題したトークイベントに出席。悩み多き女子中高生たちと、学生時代の思い出や将来の夢について熱く語り合った。
1986~87年に「別冊マーガレット」(集英社刊)で連載された紡木たく氏の同名人気コミックを実写映画化。母の愛に飢え非行に走る少女・宮市和希(能年)と不良少年・春山洋志(登坂)が出会い、次第にひかれ合っていく姿を描く。「ソラニン」「僕等がいた」の三木孝浩監督がメガホンをとった。
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」でブレイクした能年は、孤独な少女役で新境地を開拓し「原作者の紡木たく先生が和希役に選んでくれたと聞いてありがたいと思った。10代特有の痛みや、好きな人や親に対しての気持ち、青春が詰まった映画になった。何か響いていたら幸せ」と挨拶した。
「三代目J Soul Brothers」として活躍する登坂は、演技初挑戦にして映画初出演となり「お芝居の世界はチャレンジしたことがなかったので聞いた時はビックリ。最初はなぜ自分なんだろうという戸惑いがあった」と吐露。そんな時、「紡木たく先生と監督が『演じるのではなく登坂君のままいてくれるのが一番春山らしい』と言ってくれ、経験のない自分を温かく迎え入れてくれた」と周囲への感謝を述べた。
能年と登坂は、女子中高生たちからの質問や相談にも真剣に回答。「やりたいことが見つからない」という相談に、登坂は「全然焦らなくていい。やりたいことを一個一個やっていったら、本当にやりたいことが見つかると思う。僕もそうだった。色々やってみて、今は自分が一番好きなことを仕事にできている」と誇らしげ。能年も、「自分の“好き”に貪欲になってみるのはいいんじゃないかな。頭で考えるよりとりあえず飛び込んでみる」と大胆アドバイス。自身が女優への道を決めたのは、「中3くらい。最初は雑誌の誌面に載りたいだけでオーディションに応募して事務所に入ったので演技に興味がなかったけれど、先輩方のレッスンを見ていて面白そうだなと思った」ときっかけを語った。
「ホットロード」は8月16日から全国で公開。
(C)2014「ホットロード」製作委員会 (C)紡木たく/集英社
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