白血病の「バットキッド」ドキュメンタリー、クラウドファンディングで資金募集
2014年7月28日 15:00

[映画.com ニュース] 昨年11月、世界が注目した5歳の白血病の少年「バットキッド」の活躍とその舞台裏を、「バットキッド・リターンズ」としてドキュメンタリー映画化する企画があり、現在米クラウドファンディングのIndiegogoで製作資金を募っている。
バットキッドは、1歳の頃から白血病と闘う当時5歳のマイルス・スコット君の「バットマンになりたい」という願いを叶えるために、ボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ」が仕掛けたもの。当日、米サンフランシスコは「バットマン」の舞台ゴッサムシティに様変わり。市長や警察署長を含む1万人を超えるボランティアが参加して、町をあげてマイルス君がスーパーヒーローとして活躍する舞台を演出し、声援を送った。その模様は主要ネットワークやSNSを通じて中継され、多くの感動を呼んだ。
これまでに、「メイク・ア・ウィッシュ」が制作した約10分のドキュメント映像(www.youtube.com/watch?v=Gw3aWPxtpfE)がYouTubeにアップされているが、今回新たに映像作家のデイナ・ナックマンが、長編ドキュメンタリー映画「バットキッド・リターンズ」の製作に着手している。
ナックマンは、すでにマイルス君や両親、当日の関係者へのインタビュー撮影を済ませているが、映画を完成させるポストプロダクションの費用として、10万ドル(約1000万円)を募っている。ちなみに、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイト」3部作の音楽を手がけたハンス・ジマーにインタビューを敢行した際には、ジマーがバットキッドのテーマ曲を作ってくれたという。
出資は5ドルから可能で、1万ドルでアソシエイトプロデューサーとしてクレジットされる権利まで、さまざまなプランと特典が用意されている。ファンディングの締切りは8月19日(www.indiegogo.com/projects/batkid-begins)。
バットキッドには、オバマ大統領や、アダム・ウェスト、マイケル・キートン、バル・キルマー、クリスチャン・ベールら歴代のバットマン俳優たちも称賛を送った。また新バットマン役に起用されたベン・アフレックも、Twitterでバットキッドを「史上最高のバットマン」と称えた。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ