宝田明、純金ゴジラと対面!渋谷で生誕60周年記念した「G博」開幕
2014年7月19日 16:55
[映画.com ニュース] 生誕60周年と米映画「GODZILLA」の公開を記念し開催される「G博 ゴジラ東京に現る」のオープニングセレモニーが7月19日、会場となる東京・渋谷ヒカリエホールで開かれ、俳優の宝田明らがテープカットを行った。目玉展示である純金15キロを使用した、販売価格1億5000万円の「純金 GODZILLA」がお披露目されると、宝田は「見事な出来ばえ。鳴き声は『ゴールド』かな(笑)」と目を丸くしていた。
シリーズ第1作「ゴジラ」(1954)に主演した宝田は「ゴジラも還暦ですか。赤いちゃんちゃんこを着せてあげたい。当時の撮影現場は手探り状態。このような展覧会が行われるとは夢にも思わなかった」としみじみ。「田中友幸プロデューサー、本多(猪四郎)監督、伊福部昭先生……。きっと今日は天空でにこやかに見守ってくださっているはず」と今は亡きゴジラ誕生の恩人たちに思いをはせていた。
また、セレモニーには初代ゴジラのスーツアクターである中島春雄氏(85歳)も駆けつけ、身振り手振りを交え、当時の撮影を振り返り、宝田は「語り部が少なくなるなか、中島先輩は貴重な存在」と最敬礼。そして「ゴジラは破壊者であると同時に、悲しい運命を背負った被害者のひとり。今回の新作や展覧会をきっかけに、若い世代にも見ていただきたい」と語った。
同展覧会はシリーズ最新作「GOZZILA」(ギャレス・エドワーズ監督)を紹介する“新作ゾーン”をはじめ、シリーズ第1作をフィーチャーした“アーカイブゾーン”、世界的イラストレーターである生賴範義氏が描いた平成ゴジラシリーズのポスター原画、怪獣絵師の異名をもつ開田裕治氏のイラスト原画や、ゴジラを愛する有名イラストレーターによるトリビュート・イラストを展示する“原画ゾーン”で構成される。「GODZILLA」でイシロー・セリザワ博士を演じた渡辺謙の劇中衣装や小物、場面設定の絵コンテも並ぶ。
「G博 ゴジラ東京に現る」は7月20日から7月29日まで、渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール ホールBで開催。シリーズ最新作「GODZILLA」は7月25日から全国公開される。