熊切和嘉監督「私の男」モスクワ2冠をファンに報告!浅野&二階堂も喜び
2014年7月16日 09:45

[映画.com ニュース] 熊切和嘉監督の最新作「私の男」の公開記念ティーチインが7月15日、東京・新宿ピカデリーで行われ、熊切監督をはじめ、主演の浅野忠信と共演する二階堂ふみが出席した。
第36回モスクワ国際映画祭コンペティション部門で最優秀作品賞と最優秀男優賞をダブル受賞して以来、3人が公の場で揃うのは初めて。「恐れ多い気持ちですが、総合賞としていただいたと思うとうれしい」(熊切監督)、「賞はひとつの形でしかありませんが、受賞をきっかけにたくさんの方々から『見たい』『見ました』という声をいただき、作品が広がっている事実は素直にうれしい」(浅野)とファンに報告し、喜びを新たにしていた。
また、二階堂も本作の北米プレミアにあたるニューヨーク・アジア映画祭で、ライジング・スター賞を受賞し、現地での授賞式に出席したばかり。将来有望な若手俳優に授与される同賞に輝き「私もスターになれるように、頑張りたい」と茶目っ気たっぷりに挨拶し、「文化が違う人たちに見てもらい、直接、意見や反応を聞くことができてうれしかった」とこちらも感無量の面持ちだ。
第138回直木賞を受賞した桜庭一樹のベストセラー小説を原作に、家族を失った少女(二階堂)と遠縁の男(浅野)が繰り広げる禁断の逃避行を描く。ある殺人事件を機に、寄り添うように生きた北海道・紋別から東京へ逃げ出したふたりには、誰にも言えない秘密が隠されていた。
長年苦楽をともにしたスタッフと完成させた本作を、熊切監督は「一緒に本数を重ねるたび、反省を踏まえてきた。企画はだいぶ前から進めてきたので、スタッフも『いよいよだ』と気合いが入っていた。どうしても形にしなければいけないという強い思いでつくった作品」とひとつの集大成として位置付ける。
「40代を迎えるにあたり、自分のなかでたまった何かを吐き出さないと前に進めないと思っていたとき、この作品に出会った」(浅野)、「ずっと熊切監督の作品に出たかったし、思い入れが強いので、映画が公開され旅立ってしまうと、さみしい気持ちも」(二階堂)とキャスト陣も本作への熱い思いを明かしていた。
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