井上雄彦、間に合った!ガウディの世界観40点描き下ろし「完成は今朝」
2014年7月11日 17:20

[映画.com ニュース] 「SLAM DUNK」「バガボンド」で知られる人気漫画家・井上雄彦氏が7月11日、「サグラダ・ファミリア」などで知られるスペインの建築家アントニ・ガウディの人間像や世界観を描き下ろした「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-」の開幕を前に、東京・森アーツセンターギャラリーで行われた内覧会で会見した。
井上氏は展示会のオファーを受け、4月からスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア近くのアパートに居を構え、さらにガウディの手による「カサ・ミラ」の一室をアトリエとして創作活動を行った。約40点の作品を描き下ろしたほか、紙すきで制作した巨大な和紙に作品を描くという試みにも挑んだ。
「完成は今朝だった(笑)」と何とか開幕に間に合わせ、ホッとした表情の井上氏。「ガウディを勉強し、感じる中であれもこれも表現したいと思いましたが、結局、表現できたのは自分が一番大事に思っていることで、おそらくはガウディもそう思っているのでは? という部分かなと思います」と語る。
ガウディにひかれる理由については、「最初に建物を見たときのインパクトはものすごかったですが、『その奥にあるものは何だろう?』と思い、ガウディという人をもっと見てみたいと思った」と説明。創作期間中、ガウディと会話を交わしているような錯覚に陥ることもあったといい、「よく迷子になったんですが、ガウディが30年くらい暮らしていたアパートに3日連続でたどり着いたこともありました」と明かした。
和紙に描く際、墨をする行為から始めたが「墨をすってみて、実践と実践の間の時間がものすごく大事だと学びました。自分自身と向き合う時間になるんです」とすがすがしい面持ちを浮かべた。「特別展 ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-」は、森アーツセンターギャラリーで7月12日開幕。
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