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決め手は天性のエレガンス「イヴ・サンローラン」監督が語るキャスティングと舞台裏

2014年6月29日 10:10

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ジャリル・レスペール監督
ジャリル・レスペール監督

[映画.com ニュース] フランスの最新映画を日本に紹介する「フランス映画祭2014」で、「イヴ・サンローラン」が6月28日上映され、ジャリル・レスペール監督とファッション誌「ELLE」編集長の塚本香氏がティーチインに参加した。

フランスが世界に誇るデザイナーの人生の光と闇、公私共にサンローランのパートナーだったピエール・ベルジェ氏との愛を描いた伝記映画。ベルジェ氏が全面協力し、貴重なアーカイブ衣装を用いて製作されたイヴ・サンローラン財団公認の作品。

主演の若手俳優ピエール・ニネは、若かりし頃のサンローランの生き写しと言われるほどの容姿と確かな演技力で、本国で大きな注目を集めた。レスペール監督は、「素顔はそっくりなわけではありませんが、天性のエレガンス、立ち姿、姿勢がサンローランに似ていた。そして、俳優としての才能があった」とニネ起用の理由を明かす。舞台俳優として活躍しており、演技力は申し分なかったそうだが、ニネはサンローランに近づくため、発声やデッサンなど撮影前に5カ月にわたる訓練を受けたという。

一方、パートナーのベルジェ氏を演じたのは、フランスの演技派ギョーム・ガリエンヌ。「ピエール・ベルジェの肉体的な類似性は重要視せず、文化的な教養を持ち、暴力性を秘めていると感じさせる人。若いニネと対比させて、役者として成熟している人を考えて起用しました」とガリエンヌについても話した。

劇中のショーのシーンは、ベルジェ氏が演出していた当時のアーカイブ映像を基に、レスペール監督が忠実に再現した。監督は撮影リハーサルを見学していたベルジェ氏が、涙を流したというエピソードを披露し「感動的な瞬間でした。しかし、その後ピエールは『3番目のモデルの登場が早すぎる』などとダメ出ししました」と明かす。結果、そのシーンはベルジェ氏がモデルに指導し、まさに本物のイヴ・サンローランのショーとなった。

塚本氏は「間違いなく20世紀を代表するデザイナーの一人だが、女性や社会の意識を変えた人でもある。女性を解放する時代の空気をつくった」と天才デザイナーが果たした大きな役割をたたえた。

フランス映画祭2014は有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で30日まで開催。「イヴ・サンローラン」は9月6日から角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか、全国で公開。

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