ピエール・ベルジェ
仏オレロン島生まれ。画家のベルナール・ビュフェの恋人兼マネージャーだったが、21歳の時に、当時クリスチャン・ディオールの後継者に抜てきされ注目を浴びていたファッションデザイナー、イブ・サン=ローランに出会い交際をスタート。サン=ローランがディオールを解雇されたのち、彼のビジネスパートナーとしてクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」を立ち上げ経営者としての才能を開花させる。70年代中盤から化粧品やライセンス事業も手がけ、メゾンをファッション企業へ成長させた。99年までその社長を務め、02年、サン=ローランとともにファッション業界から引退。その後は、ピエール・ベルジェ==イヴ・サンローラン財団会長を務めるほか、事業経営や慈善事業を行っている。ベルジェが全面協力した伝記映画「イヴ・サンローラン」(14)では俳優ギョーム・ガリエンヌがベルジェに扮している。