来日中のアンジェリーナ・ジョリー、女優引退を否定「出演したい映画あれば参加する」
2014年6月24日 15:44

[映画.com ニュース]来日中のアンジェリーナ・ジョリーが6月24日、都内で行われた主演作「マレフィセント」の記者会見に、共演するエル・ファニングとともに出席した。本作のプロモーション中に「監督業に専念するため、演技を辞めるつもり」と、女優業の引退を示唆したばかり。会見で真意を問われたジョリーは「引退するつもりはありません」と断言し、「ただし、今後は監督業や人道支援にフォーカスするつもりなので、映画出演の本数は減るかもしれません。もちろん、どうしても出演したい映画があれば、参加します」と話していた。
ディズニーの傑作アニメ「眠れる森の美女」に登場する邪悪な妖精・マレフィセント(ジョリー)の視点から、オーロラ姫(ファニング)に“永遠の眠り”の呪いをかけた理由と、その裏に隠された知られざるエピソードを描いたダークファンタジー。ジョリーは「マレフィセントは、自らの困難に女性らしさと母性をもって立ち向かう。現代女性を象徴するような存在なの」と振り返った。
一方、ファニングは「悪人として生まれる人はいない。誰にだっていい心があるから、それを探すことの大切さを描いているんだと思う」と本作にこめられたメッセージを語り、「アンジーとマレフィセントの共通点? エレガントでミステリアスな部分かしら。それに彼女が部屋に一歩入れば、全員の視線が釘づけになる点も似ているかな。もちろん、アンジーはマレフィセントみたいに意地悪じゃないわ」と大女優との初共演に感激しきり。ジョリーは「私の娘がこんな風に、純粋に育ってくれればうれしい」とファニングの人柄を称えていた。
記者会見にはオーロラ姫の日本語吹き替えキャストを務める女優の上戸彩が駆けつけた。「マレフィセント」は7月5日から全国で公開。
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