ゼッタイニ、ユルサナイ…お岩・柴咲コウ、「喰女」ポスターで怨念たっぷり
2014年6月19日 06:00
[映画.com ニュース]「一命」に続き歌舞伎俳優の市川海老蔵、三池崇史監督がタッグを組んだホラー「喰女 クイメ」のポスタービジュアルが到着した。「ゼッタイニ、ユルサナイ」という怨念たっぷりのメッセージとともに、柴咲コウ扮する美しくも恐ろしいお岩が、血を流しながら恨めしい表情を浮かべた背筋が凍るデザインとなっている。
主演の海老蔵が企画にも参加し、鶴屋南北作の歌舞伎狂言「東海道四谷怪談」を題材にした心理サスペンス。俳優・長谷川浩介(海老蔵)は、お岩を演じる恋人でスター女優・後藤美雪(柴咲)の口添えのおかげで、舞台「真四谷怪談」の主役を射止める。しかし、浩介が共演者との浮気を繰り返していることから、美雪の愛憎が舞台を超えて現実を侵食していく。
ポスタービジュアルは、強烈なインパクトを放つお岩に加え、海老蔵、柴咲、伊藤英明、中西美帆、マイコの主要キャストが意味深な表情を浮かべており、交錯する人間模様を予感させる。海老蔵は、完成したポスターに「柴咲さんが演じるお岩の(目に手をあてた)ポーズが印象的でとてもいいですね」と満足げで「実は、映画を見る前と見た後では違った意味合いが出てくるデザインになっているので、いろんな角度から楽しんでもらえるポスターになっている」と説明する。
お岩になりきった柴咲も「自分のことは客観的には見られないですが(笑)、ポスターは非常に気に入っています。ポスターとして、とても美しいと思うし、魅力的なデザインですね」とご満悦の様子。三池監督は、「このポスターを見ていただければお分かりいただけると思いますが、映画『喰女 クイメ』は、恋する女性を応援しています」とブラックなコメントを寄せている。同ポスターは、6月21日から全国劇場で掲出。
「喰女 クイメ」は、8月23日から全国で公開。
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