安田美沙子、主演映画「いのちのコール」で実感した結婚後の心境の変化
2014年6月7日 16:40

[映画.com ニュース] タレントで女優の安田美沙子が6月7日、東京・シネスイッチ銀座で行われた主演映画「いのちのコール ミセスインガを知っていますか」の初日舞台挨拶に登壇。共演の山口賢貴と国広富之、蛯原やすゆき監督とともに、映画のテーマである子宮頸がんについて語った。
挙式間近に子宮頸がんを発症した女性・河原たまき(安田)が、さまざまな苦境を乗り越え前向きに生きていく姿を描いたドラマ。オリジナル書籍の制作会社を経営していた渡邉眞弓さんが、自らの闘病生活をづつった書記を映画化するため奔走し、企画に賛同した蝦原監督らによって映画化が実現。渡邉さんは映画完成前の2012年4月に他界した。
安田は、「私は子宮内膜症なのでこの病気のことも知っていた。検診も行っていたので、どこか他人事ではない気がしていた。等身大の普通の女性が病気になって、希望をどこかに持ちながら戦っていく姿を思い描いた」と役柄に親近感。蝦原監督も、「性交渉がきっかけで感染するので、女性の病気だけど男性こそ知っておかなければいけない病気。検診に行っている人は本当に少ないけれど、定期検診で予防できる」と呼びかけた。
撮影時は独身だった安田も、今ではファッションデザイナーの下鳥直之氏と入籍したばかりの新婚で、「たまきに年齢も追いついたし、結婚したことでより家族や大事な人を失いたくない、長生きしてほしいと思った。それに向かって何が出来るんだろうと、たまきの気持ちを考えた」としみじみ。年長の国広は、「式や披露宴のことでご主人ともめてると、さっき楽屋で聞いた(笑)。男は結婚するまではお母さんが育てるものだけど、結婚した後は叱りつつも奥さんがしっかりと育ててあげて」とアドバイスを送った。
最後に蝦原監督は、原作の渡邉さんと急死した脚本家の南木顕生さんを追悼し、「2人とも見てくれていると思う。この映画を伝えることで2人が喜んでくれると思うので、頑張って広めていきたい」と語った。
(C)「ミセス インガを知っていますか」製作委員会
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しかった超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

なんだこのかっこいい映画は…!
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント