カッパ対イングラム? 実写「パトレイバー」第3章、昭和の怪獣映画風ポスターが完成
2014年5月27日 08:00

[映画.com ニュース] 人気アニメ「機動警察パトレイバー」を実写化したドラマシリーズの劇場先行上映第3弾「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第3章」のポスタービジュアルが完成。昭和の怪獣映画へオマージュをささげた本編を踏襲し、昭和レトロ風なデザインに仕上がっている。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー」は、汎用人間型作業機械「レイバー」が普及した現代日本を舞台に、警察の対レイバー犯罪部隊である特車二課の3代目隊員たちの日々を描くシリーズ。アニメ版も手がけた押井守を総監督に、全7章(全12話)のドラマシリーズと1本の長編劇場映画を順次上映・公開していくプロジェクトで、第3章はドラマシリーズの第4話「野良犬たちの午後」(辻本貴則監督)、第5話「大怪獣現る 前編」(押井監督)の2話で構成。ポスターは押井監督が自ら手がけた第5話をフィーチャーした。
「パトレイバー」では毎回、さまざまなジャンルのパロディを盛り込むのがアニメ版からの伝統になっており、今回は前後編で描かれるエピソード「大怪獣現る」で、昭和の怪獣映画をパロディ。静岡県熱海市在住の押井監督が「熱海と言えば温泉と怪獣映画、怪獣映画といえば美女と温泉、自分の住んでいる熱海市内で美女の出てくる怪獣映画を撮りたかった(笑)」と自らメガホンもとった。同エピソードでは、熱海に慰安旅行に来ていた特車二課が、相次ぐサーファー失踪事件と巨大生物出現によって引き起こされた騒動に巻き込まれていく姿を描き、嶋田久作扮する隻眼の科学者や、金星人を名乗る預言者といった怪人物も登場する。
ポスターもその内容を踏まえた昭和レトロなイラスト風で、巨大なカッパを思わせる風貌の怪物が目から光線を放ち、町が火の海に包まれ、それに立ち向かうかのような主役レイバーの98式AVイングラムが描かれている。このカッパ風怪獣が本編にどのように登場するのか、また実際にイングラムと対決するのかなど、期待が高まる一枚になっている。
「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第3章」は7月12日から公開。
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