幼女暴行事件被害者家族の苦しみと再生を描いた「ソウォン 願い」特報
2014年5月21日 13:45

[映画.com ニュース]2008年に韓国で実際に起きた幼女暴行事件とその裁判結果を基に、被害者家族の苦しみと再生を描き、第34回青龍映画賞最優秀作品賞含む3冠に輝いた映画「ソウォン 願い」の特報動画とポスタービジュアルが公開された。
1230万人を動員した大ヒット作「王の男」のイ・ジュンイク監督がメガホンをとり、タブー視される事件をテーマにしながら被害者の耐え難い苦しみに真摯に向き合い、被害者とその家族が絶望の中で見出していく希望を描くことで、これまでの韓国映画が繰り返し描いてきた復讐とは別の形の復讐を提示した。平凡で非力な父親役にソル・ギョング、母親役にはベテラン女優のオム・ジウォン。そして、新星イレが物語の軸となる少女・ソウォン役を演じた。
8歳の少女ソウォンはある朝、通学途中に酒に酔った男に暴行される。ソウォンは体と心に生涯消すことができない傷を受け、両親は泣き崩れる。マスコミが病院に殺到し、しかも犯人の有罪を立証するために、裁判ではソウォン自身の証言が必要となり、家族はさらに追い詰められていく。そんな中、ソウォンが父ジョングを見る度に、事件の際の犯人の男の記憶がよみがえって怯えるようになる。
特報映像は、ソウォンが病院に運ばれる模様をマスコミがレポートする緊迫したシーンからスタート。少女を守れなかった家族のそれぞれが自分自身を責める中、最後に映し出されるソウォンの笑顔が、幸せを求めて前を向く家族の姿を暗示する仕上がりだ。
「ソウォン 願い」は8月9日から新宿シネマカリテほか全国順次公開。
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