マスコミ嫌いのテレンス・マリック監督、カンヌ映画祭で目撃
2014年5月20日 21:40
[映画.com ニュース]マスコミ嫌いで公の場に一切姿を現さないことで知られるテレンス・マリック監督が、第67回カンヌ映画祭の会場で目撃されたとThe Wrapが報じた。マリック監督は、2011年に監督作「ツリー・オブ・ライフ」が最高賞のパルムドールに輝いたときも、授賞式前にカンヌから姿を消したことで知られている。
マリック監督が姿を見せたのは、製作中のドキュメンタリー作品「Voyage of Time」のフッテージ上映会だ。数10人のバイヤーの前に突然姿を現すと、映像を見せながら映画の売り込みを行ったという。なお、この上映会に報道陣は招待されておらず、出席者は主催サイドに携帯電話を預ける厳戒態勢で行われた。
「Voyage of Time」は、宇宙の歴史を題材にした作品で、ケイト・ブランシェットがナレーターを務めている。なお、今年のカンヌ映画祭コンペティション部門には、マリック監督の最新作「Knight of Cups」がエントリー確実と言われていたが、完成が遅れたために出品が見送られている。