ブルボンヌ「チョコレートドーナツ」を大絶賛し“生涯No.1でいいっか”宣言
2014年5月17日 23:05

[映画.com ニュース] 女装パフォーマー・ブルボンヌが5月17日、米映画「チョコレートドーナツ」が公開されている東京・シネスイッチ銀座でトークショーを行った。主人公の1人ルディがドラァグクイーンのダンサーという“つながり”で呼ばれたもので、ブルボンヌは「これまで私が見た映画の中でもベスト3に…1位でいいっか」と太鼓判を押した。
試写で観賞した際に、「涙腺と顔面が崩壊しました」などとツイートしたブルボンヌ。この日のために再見し、またもや号泣したそうで「メイクが涙で流れて、目の下半分がおじさんに戻っていた。上下のアシュラ男爵みたいで、はれが引くまでメイクができず、(会場)入りが遅れちゃってすいません」と明かした。
映画は1979年の米国を舞台に、ゲイのカップルが自らのアイデンティティに悩みながらも、隣室に住む孤独なダウン症の少年を守ろうと奮闘する姿を描く。「淡々とした事実を描くだけで人間に必要なものがすべて詰まっている。テレビ局タイアップの難病もののようなお涙ちょうだいではなく、泣かせようとしていないのに結果泣いている。本当によく脚本が練られている」と毒舌交じりに解説した。
欧米では同性婚を認める国も出てきているが、「そういう選択肢があることで、ゲイやレズビアンも目標が見つけられ自信が持てるようになる。誰が損をするか考えても誰もしない。欧米の流れもあるし、そういう保障があってもいい時代にはなっていると思う」と持論を展開した。
自身にも20数年間同居している同性の“パートナー”がいることを告白し「性的な関係ではなく、私よりひと回り上のおばさんのようなおじさん。でも、愛は感じています」と照れ笑い。そして、「マイノリティに優しい社会はマジョリティにも優しいと言われているけれど、そういうものを画一的に切り捨てることで、陰で泣いている人はいっぱいいるはず。この映画が、ゲイやダウン症だけでなく、少数派のことを考えるきっかけになってほしい」と訴えていた。
また、同作の日本でのヒットを受け、トラビス・ファイン監督とダウン症の少年マルコ役のアイザック・レイバが急きょ来日することが決定。今月25日に同館と新宿シネマカリテ、渋谷シネパレスで感謝の舞台挨拶を行う予定だ。
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