「エイリアン」デザイナーのH・R・ギーガー氏、74歳で死去
2014年5月14日 16:05

[映画.com ニュース] 1979年のSFホラーの金字塔「エイリアン」(リドリー・スコット監督)のデザインを手がけたことで知られるスイス人アーティスト、H・R・ギーガーさんが5月12日、スイスの病院で死去した。74歳だった。スイスのグリュイエールにあるギーガー美術館の担当者によれば、ギーガーさんは自宅の階段から転落して負傷し、病院に搬送されていたという。
ギーガーさんは40年2月5日、スイスのクール生まれ。チューリッヒで建築とインダストリアルデザインを学んだのち、60年代半ばから画家として活動を開始。死や性器をモチーフにしたモノトーンの絵画でカルト的な人気を博し、後世のアーティストに多大なる影響を与えた。
「エイリアン」のクリーチャーデザインで映画界に進出し、同作でアカデミー賞視覚効果賞を受賞した。その他、クリーチャーやセットデザインを手がけた作品に「帝都物語」(88)、「スピーシーズ 種の起源」(95)、「キラーコンドーム」(96)などがある。
なお、ギーガーさんは、奇才アレハンドロ・ホドロフスキー監督が75年にフランク・ハーバートの「デューン/砂の惑星」映画化に挑んだプロジェクトに参加しており、同作が実現に至らなかった経緯を描いたドキュメンタリー「ホドロフスキーのDUNE」(6月14日日本公開)でその姿を見ることができる。

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