大量虐殺描くドキュメンタリー「アクト・オブ・キリング」続編がまもなく完成
2014年5月7日 10:15

[映画.com ニュース] 1960年代、インドネシアで行われた大量虐殺を加害者側の視点から描いたドキュメンタリー映画「アクト・オブ・キリング」(公開中)の続編ともいえる作品が、まもなく完成することがわかった。
英スクリーン・デイリーによれば、「アクト・オブ・キリング」のジョシュア・オッペンハイマー監督は現在、新作「ザ・ルック・オブ・サイレンス(原題)」の編集作業に入っている。「ザ・ルック・オブ・サイレンス(原題)」は、同じインドネシアの虐殺を被害者側から捉えるドキュメンタリーで、2作は独立した作品だが、「加害者」と「被害者」それぞれの視点から補完しあう存在となる。
オッペンハイマー監督は、「アクト・オブ・キリング」の製作にあたって、もともとは生き延びた被害者の取材から始めており、当初から2部作にしたいと考えていたという。新作は、ある一家が、同監督の取材を通して、かつて息子を殺した男たちを突き止め、やがて彼らと対峙する姿を追う。
「ザ・ルック・オブ・サイレンス(原題)」は、今秋いずれかの映画祭でのプレミア上映が予定されている。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント