水谷豊、「相棒 劇場版III」で計65回の舞台挨拶敢行 「ようこそ、相棒ワールドへ」と絶対の自信
2014年4月26日 16:12
[映画.com ニュース] 水谷豊、成宮寛貴主演の人気シリーズの映画化第3作「相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」が4月26日、全国334スクリーンで封切られた。2人は、首都圏4カ所で舞台挨拶行脚。東京・丸の内TOEI1にはレギュラー陣、映画のゲスト、和泉聖治監督ら総勢17人が集まり、水谷が「ようこそ、相棒ワールドへ」と呼びかけた。
3代目の相棒となる成宮を迎えて初の映画化に、水谷は「いつか映画にという思いは常にあって、ナリ(成宮)とできなかったらどうしようと思っていたけれど、ことのほか早く実現した。幸せです」と笑顔。成宮も「ドラマの時から監督のムチャ振りで、1シーン1カットの長回しは、まるで映画を撮っているようだった。今回(の事件)は1時間では対応できないので、さらにスケールアップしています」と言葉に力を込めた。
2人は既に20回以上、舞台挨拶を行っており、ゴールデンウイーク中も全国を回り、その数は65回に及ぶ予定。成宮は、「それだけ多くの方に愛されているということ。なかなかないことなので、全国を回れるのはうれしいです」と相好を崩した。
もともと「相棒」のファンで初参加となった伊原剛志は、「最初に感じたのは現場があったかい空気で、前から携わっているような気分になった。役に入りやすい環境があるから、いい作品ができる。違う現場でも参考にさせてもらっている」と満足げ。釈由美子も、成宮と2代目の及川光博に挟まれ「一番おいしい役ですね。新旧の相棒に囲まれ、大満足です」と照れていた。
その及川は、「忘れた頃にやって来る、二代目相棒、神戸尊です。現場では尊(そん)くんと呼ばれていたので、この映画、見なきゃ損、損」とダジャレを入れ込んでアピール。成宮が「うまく乗せてきますねえ」と感心すると、「慣れているだけだよ」と得意げな表情だ。
さらに、シリーズ史上初めて新旧の相棒が対面する自身のシーンを引き合いに出し「台本が15ページくらいあって、途中で水を飲ませてよって思うくらいずっとしゃべっていた。水谷さんとナリは特命係。僕は説明係。僕のすべてのシーンの中でトップ3に入る」と自画自賛。これには大爆笑の水谷は、「本日の相棒の旅は1時間54分を予定しております。皆さんにとって楽しいひと時になっていただけたらありがたい」とPRに努めていた。
「相棒 劇場版III」は、太平洋に浮かぶ孤島・鳳凰島で民兵組織の訓練に参加していた男性が馬に蹴られて死亡する事故が発生。杉下右京と甲斐享が捜査に乗り出し、やがて国防にかかわる大事件に巻き込まれていく。