AKB48・入山杏奈、銀幕デビュー作で初主演 人気ゲーム「青鬼」映画化
2014年4月23日 07:00

[映画.com ニュース] 「AKB48」の入山杏奈が、銀幕デビュー作で初主演を務めていることがわかった。無料でダウンロードできるフリーゲームながら、そのクオリティの高さが評判を呼んだ「青鬼」を原作とする同名映画で、7月5日から全国公開される。
原作は、作者のnoprops(のーぷろっぷす)氏がゲーム制作ソフト「RPGツクール」を使って制作し、インターネット上で公開したゲーム。神出鬼没の青鬼から逃れながら、謎を解いて閉ざされた洋館からの脱出を試みるという内容で、ニコニコ動画やYouTubeで実況プレイ動画が話題となり、動画再生回数は総計5000万回を突破。2013年には、「かまいたちの夜に」の黒田研二(著)と「ひぐらしのなく頃に」の鈴羅木かりん(イラスト)によりノベライズ化もされた。
主演を務める入山は、10年に「AKB48」に加入した10期生で、その大人びたルックスから研究生時代は「美しすぎる研究生」と呼ばれた。正規メンバー昇格後は、「真夏のSounds good!」「さよならクロール」「ハート・エレキ」といったシングル曲で選抜メンバーとしても活躍し、人気バラエティ番組「めちゃ×2イケてるッ!」の学力テストでは1位になった才色兼備。AKBメンバーがメインキャストを務めたドラマ「マジすか学園3」や「So long!」で演技経験はあるものの、映画には今回が初出演でいきなりの初主演。それだけに、オファーが来た時には「目が点でした(笑)」と驚いたという。
映画では、ゲーム同様に閉じ込められた不気味な洋館から逃げ出そうと奮闘する女子高生を演じ、役名は自身と同じ杏奈。初めての映画撮影について、入山は「アイドルでいるときは、やっぱりかわいく見られたいしキラキラしていたいんですけど、撮影にはそういう私を捨てて臨みました。アイドルの笑顔を忘れて、どうしたらもっと恐怖を感じている顔になるのかなとか考えながらも、役の杏奈になりきって撮影していました」と振り返る。原作ゲームは、AKBメンバー内でもファンがいるという人気作品だけに、実写版を演じることに不安もあったそうだが、撮影を終えた今は「とても充実していて達成感がかなりあるので、少しでも多くの方の目に留まればいいなと思っています」と自信と期待の胸の内を明かしている。
共演には、「不安の種」「スイートプールサイド」など話題作への出演が続く須賀健太をはじめ、陳内将、聖也、古畑星夏、尾関陸らフレッシュな若手俳優が顔をそろえている。
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