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浅野忠信と二階堂ふみの鬼気迫る演技 「私の男」ポスター&予告編解禁

2014年4月20日 13:45

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「私の男」ポスタービジュアル (C)2013「私の男」製作委員会
「私の男」ポスタービジュアル (C)2013「私の男」製作委員会

[映画.com ニュース] 浅野忠信二階堂ふみを主演に迎え、熊切和嘉監督が桜庭一樹氏の第138回直木賞受賞作を映画化した「私の男」のポスタービジュアルと予告編が、公開された。

10歳で孤児になった少女・花(二階堂)と、若くして花を引き取った遠縁の男・淳悟(浅野)は、北海道紋別で平穏に暮らしていたが、ある日、流氷の上で起こった殺人事件が報じられたことをきっかけに、逃げるように町を去る。内に空虚を抱えながらも寄り添うようにして生きる2人の姿を描いたラブストーリーにして、ひとつの殺人事件を発端としたサスペンスにも仕上がっており、ポスタービジュアルは花と淳悟の絡めた指がどこかなまめかしく、「誰にも、言えない」「流氷でおきた殺人事件 解き明かされるふたりの秘密」といったコピーが、2人のただならぬ関係を表している。

浅野は「今までのキャリアをぶつけるのにこれ以上のものはなく、自分にしかない役」と並々ならぬ意欲をもって本作に挑んでいる。予告編でも、前半の穏やかな表情から一変し、後半では包丁を持って相手の胸倉につかみかかる。狂気をはらんだ表情を見せたかと思えば、「親父になりたいんだ」と一粒の涙を流す、心身ともにすさんだ淳悟の姿が映されるなど、圧巻の演技を確認することができる。

また、二階堂も、冒頭では眼鏡に白い猫の耳あてというあどけない純粋な中学生の花を演じているが、後半では妖艶な表情や体当たりの演技も披露。3回以上も流氷の海に飛び込む女優魂もみせ、深い喪失と濃厚な秘密を抱いた花を体現している。

私の男」は、6月14日から全国公開。

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