松岡茉優、情報&バラエティ番組MCで新境地 初舞台「幽霊」で得た収穫を吐露
2014年4月17日 09:00

[映画.com ニュース] 気鋭の若手女優・松岡茉優が、10代最後の1年を順調に滑り出し、躍進を続けている。4月クールのNHK木曜時代劇「銀二貫」でヒロイン・真帆を瑞々しく演じるほか、映画では「リトル・フォレスト」「サムライフ」に出演。さらに、NHKの情報番組「めざせ!2020年のオリンピアン」、フジテレビのバラエティ番組「うつけもん」でMCを務める。初舞台となった「幽霊」を“走破”し、さらなる成長を遂げた松岡に話を聞いた。
イプセンの代表作を森新太郎が演出した「幽霊」で見せた堂々たる演技は、見る者に“女優・松岡茉優”を強く印象付けた。だが本人に驕りは一切なく、口から出てくるのは反省点ばかり。数えきれないほどあるなかで、「ひとつ挙げるならば持続です」と明かす。「私は出たり入ったりする役どころで、楽屋で待機する時間は最大で30分以上ありました。その間にも物語は進んでいる。その状況を踏まえ、持続したまま役として舞台に戻るということが私には難しく、苦戦した」という。
しかしそれ以上に得たものも多く、筆舌に尽くしがたい“経験”という財産を松岡にもたらした。公演1週間前には、演出家の森と話したことで「私が演じたレギーネの人間性が真逆になってしまったんです。映像の現場でそんなことが起こっては、物語のオープニングとラストがつながりません。生の現場だからこそ、できたことだと思います」と演劇の醍醐味を体感し、興奮を隠しきれない様子だ。
また、MCとして出演する番組の放送が立て続けに始まった。それぞれに自らの役割、立ち位置を明確に見出している。オリンピックを夢見る若きアスリートたちの実像に迫る「めざせ!2020年のオリンピアン」では、「私生活では面白ければと、ついつい話を大きくしてしまうクセのある私ですが、この番組では絶対にしてはいけないと思っています。これから咲く花たちをいかに忠実に、大切に皆様にお伝えするかを考えながら収録に臨んでいます」と真摯に語る。
4月16日深夜にスタートした「うつけもん」は、バカバカしくてくだらない爆笑ネタを持つ芸人(うつけもん)たちが、次々と“うつけ芸”を披露していくお笑い番組。松岡は、「私が何をしているかといえば、笑っています」と説明する。さらに、「芸人さん方の情報をお伝えするという役目があるのですが、その情報がまた“うつけて”いて笑って読めず困っています。皆様にもこの“うつけ”を体感していただきたいです。何も用意するものはありません。頭をからっぽにして、疲れた心をぜひ“うつけもん”で癒してください」とアピールに努めた。
新境地の開拓に余念がないが、橋本愛主演「リトル・フォレスト」、三浦貴大主演「サムライフ」では重要な役どころを担っており、いまや日本映画界を支える若手女優のひとりとして引っ張りだこの存在となっている。1月からは、読売新聞夕刊に期間限定連載「松岡茉優の直売所」がスタートし好評を得ており、今後の活躍からますます目が離せない存在となった。
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