「ある過去の行方」A・ファルハディ監督のこだわりが見えるメイキング映像公開
2014年4月9日 13:55

[映画.com ニュース] 2011年度アカデミー賞外国語映画賞、ベルリン国際映画祭金熊賞など世界の映画祭で絶賛された、イラン映画「別離」のアスガー・ファルハディ監督の最新作「ある過去の行方」のメイキング映像が公開された。
今作は仏パリを舞台にしており、ファルハディ監督にとって初の海外ロケ作品となった。監督は「別の文化や地域から来た監督は、最初に目に留まった魅力的な風景を映像に取り入れたいと思ってしまう」と持論を語り、主人公の自宅はパリ郊外に設定した。観光地の映画にならないよう、監督にとってパリの一番の魅力である建築物を撮ることはせず、「それを越えた、先にあるものを描こうとした」とこだわりを明かしている。
実際、華やかなパリの風景はほとんど映されず、室内での会話劇がメインとなり、監督の緻密(ちみつ)なプロットが引き立つような撮影方法がとられたことがわかる映像だ。
ベレニス・ベジョ扮する主人公マリーは、新しい恋人サミールとの再婚を考え、マリーの元夫のアーマドは正式な離婚手続きのため、テヘランからパリに戻ってくる。しかし、マリーの娘の告白がきっかけで、それぞれの過去や本心が次々と明らかになっていく様を緻密(ちみつ)なプロットで描き出す。
「ある過去の行方」は、4月19日Bunkamura ル・シネマ、新宿シネマカリテほか全国で順次公開。
(C)Memento Films Production - France 3 Cinema - Bim Distribuzione - Alvy Distribution - CN3 Productions 2013
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ