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コリン・ファースが「レイルウェイ」原作者との出会いを語る

2014年4月1日 13:05

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在りし日のエリック・ローマクス氏(左)とコリン・ファース(右)
在りし日のエリック・ローマクス氏(左)とコリン・ファース(右)
(C)2013 Railway Man Pty Ltd, Railway Man Limited, Screen Queensland Pty Limited, Screen NSW and Screen Australia

[映画.com ニュース] アカデミー賞俳優コリン・ファースが、ニコール・キッドマン真田広之と共演した主演最新作「レイルウェイ 運命の旅路」で、原作を記したエリック・ローマクス氏と対面した際のことを振り返った。

同作は、第2次世界大戦時に日本軍の捕虜となり、タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道敷設に従事させられたローマクス氏が、戦後数10年を経て、戦争体験によるトラウマを克服した同名自叙伝の映画化。ファースはローマクス氏に扮し、キッドマンがローマクス氏を支えた妻パトリシアを演じている。

ファースは、ローマクス役を「型にはまった人物像を描く脚本はいくらでもあるが、エリックの描写にそのような“型”は一切なかった。このストーリーでしかあり得ない人物像だったし、電車や時刻表に夢中になるところがある一方で、忠誠心、高潔性などの徹底した軍人らしさも備えており、多面的なキャラクターとして描かれている」と語る。そして、「だから当然、俳優としては(この役を演じることに)ひかれる。また、とてつもない苦痛を背負う暗部も描かれており、非常に強く訴えかけてくる脚本だった」と、出演を決めた経緯を明かしている。

映画化権が取得されてから約15年、一時はとん挫したかと思われたこのプロジェクトは、ファースの出演快諾によって一気に動き出したという。ファースは、ローマクス氏との対面を「当然、感動して、なによりも楽しかったね。エリックとは通じ合えたんだ。気が合い、非常に好感が持てたし、そのおかげで映画にも一段と意気込んで取り組むことができた。共感できるキャラクターを演じるという枠を越え、自分にとってより親密なパーソナルなストーリーになった。自分の友人の物語を伝えたいという気持ちになったんだよ」と振り返る。

戦時下での容赦のない尋問と過酷な労働という辛い記憶に向き合い、その場に立ち合った日本人通訳・永瀬氏(劇中では真田が演じる)を探し出して対面したローマクス氏。さらには、永瀬氏と和解し合ったという勇気は、ファースをはじめ、作品関係者に完成に向けての強い気持ちを与えた。

ファースは、「エリックとの最後の会話だった気がするが、エリックが『自分が体験してきたことを、皆さんが消化する一助になれば』と、執筆に駆り立てられた理由について語っているときだったと思う。何気なしに言ったつもりだったようだが、『もう遅いかもしれないけどね』と付け加えたんだ」と明かし、「それが私が心を打たれた瞬間で、“彼のストーリーに、どれだけの人が感動したかを伝えなければならない”という衝動に駆られたんだ」と、映画完成直前の2012年に他界したローマクス氏をしのんだ。

レイルウェイ 運命の旅路」は4月19日より全国公開。

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