五右衛門・古田新太、ゲキシネ12弾で決意新た「くだらねえもん作り続ける」
2014年3月30日 21:03
[映画.com ニュース] 「劇団☆新感線」の舞台を映画館で上映する人気企画第12弾「ゲキ×シネ『ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII』」の大ヒット御礼舞台挨拶が3月30日、都内の劇場で行われ、主演の古田新太をはじめ、浦井健治、高橋由美子、麿赤兒が登壇した。なお、出席予定だった三浦春馬は高熱による体調不良のため欠席となり、謝罪のコメントが寄せられた。座長・古田は、「春馬が来られなくて残念だけど、これからもくだらねえもん作り続けるので、飽きるまでお付き合いください!」と客席に叫んだ。
古田が天下無敵の大泥棒・石川五右衛門を怪演する同劇団の人気演目「五右衛門ロック」(2008)、「薔薇とサムライ」(10)に続く「五右衛門ロック」シリーズ第3弾で、史上最多の13万人を動員した「ZIPANG PUNK 五右衛門ロックIII」を上映する。
同劇団へ4作目の参加となった高橋は、男顔負けの頼もしさから稽古場では“小さいおじさん”と呼ばれていたそうで、「“まかないおじさん”としておにぎりを差し入れしたり、秘密のルートからもらったお酒を流したり」と大活躍。古田は高橋に感謝しながらも、「『新感線』は“オレオレ劇団”。『おう、オレオレ』とか言ってみんなをうまく使ってやっていこうというのがコンセプト」と開き直っていた。
シャルル・ド・ボスコーニュ役で2作目の参加となった浦井は、「春馬くんの着流しがかっこいい。殺陣を一緒にやっていると、ファサーッと良い匂いがした」など不思議なコメントを連発し、古田から何度も「バカだな!」と突っ込まれたが、終始天然キャラで笑いをさらっていた。
豊臣秀吉役の麿は、初の同劇団参加に「2000~3000人のお客さんの前で緊張したけど、何とか頑張りましたよ。『新感線』の芝居は(チケットが)高いから見たことなかった(笑)。日本も金持ちになったもんだな」と冗談で笑わせた。