ジョセフ・ゴードン=レビット、初監督作のこだわりを明かした映像独占入手
2014年3月10日 14:20
[映画.com ニュース] 人気俳優ジョセフ・ゴードン=レビットが、初めてメガホンをとったラブコメディ「ドン・ジョン」に盛り込んだこだわりについて語ったインタビュー映像を、映画.comが独占で入手した。
ゴードン=レビットが脚本も兼ね、スカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーアという実力派女優を迎えた意欲作。理想を追い求めるプレイボーイの青年ジョンが、異なるタイプのふたりの女性と出会い、新しい価値観を見出していく。
ゴードン=レビットは、ジョンの成長を描くため3つのパートで構成。「ハリウッド映画のストーリー構成では、昔からあるやり方だね。ジョンの成長の3段階をスタイルに反映させたかった」とカメラワーク、編集、音楽に変化を与えた。
冒頭は「カメラはとても動的で、よく動いているし、カットは次々と変わり、音楽は明るいシンセ音で作られている」とテンポよい映像でプレイボーイとしてのジョンを印象付ける。ヨハンソン扮する美女と恋に落ちると、「カメラはドリーに載せてスムーズな動きで撮っていることが多い。編集はより一般的なハリウッドによくある手法で、音楽はハリウッドによくあるオーケストラだ」と古典的なラブロマンスが展開される。
最終章では、「今までの型を破り始める」と変化が訪れたジョンの心境を表すため、「カメラはほとんど手持ちで撮影し、カットも長く撮ったから、カット数ははるかに少ないんだ。音楽もずっと単純で、ギター数本で演奏されている」。綿密に作品を組み立てることで、ポルノに熱を上げる青年というコミカルな題材を通して、テーマの愛に迫ることに成功している。
「ドン・ジョン」は、3月15日から全国で公開。