アンジェリーナ・ジョリーのマレフィセント姿に息子号泣
2014年3月10日 11:45

[映画.com ニュース] 実写3D映画「マレフィセント」のコスチュームで米EW誌の表紙を飾ったアンジェリーナ・ジョリーが、双子の娘ビビアンが同作に出演した理由について明かした。
「マレフィセント」は、米ウォルト・ディズニーの長編アニメ映画「眠れる森の美女」(1959)に登場するオーロラ姫とフィリップ王子の物語を、姫に呪いをかけた張本人である魔女マレフィセントの視点から描く新作。ジョリーがマレフィセント、エル・ファニングがオーロラ姫、ビビアンがオーロラ姫の子ども時代を演じている。
ジョリーは、「私に懐くべき3、4歳の子役たちが、私の角や目や爪を怖がって側に寄ることが出来なかった。だから、ビビアンが演じるしかなかったのよ」と告白。ビビアンはマレフィセントに変身したジョリーを恐れることはなかったが、ビビアンの兄マドックスとパックス、姉のザハラとシャイロ、双子のノックスは、怯えきっていたそうだ。「パックスが初めて私を見たとき、逃げ出したわ。冗談だと思ったから追いかける振りをしていたら、しまいには泣き出しちゃって。パックスの前で衣装もメイクもとって、これは扮装だから心配しなくていいと説明しなければならなかったわ」と明かした。
子どもたちはジョリーにマレフィセントを演じないでほしいと懇願したそうだが、ジョリーが役柄について説明すると考えを変えたそうだ。「翌日、シャイロがマレフィセントをかばって、他の子とケンカしているのを聞いたの。“あなたは彼女を分かってない!”って。これこそ映画の仕事をする醍醐味だと思った。マレフィセントのように、あるキャラクターが間違いを犯して一線を越えたとき、見ている人たちには怒りを感じて欲しいし、心配したり困惑した末に、以前は知る由もなかった何かを理解してもらいたいのよ」
ジョリーの説明が奏功し、「マレフィセント」にはビビアンだけでなく、最終的にパックスとザハラもカメオ出演を果たした。同作は、5月30日全米公開。
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