カンヌ脚本賞受賞作 ジャ・ジャンクーが描く衝撃と慟哭の物語「罪の手ざわり」予告編
2014年3月7日 16:15

[映画.com ニュース] 昨年の第66回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー監督最新作「罪の手ざわり」ポスタービジュアルと予告編が公開された。
デビュー以来、今を生きる人びとを真摯に見つめてきた若き名匠がべネチア国際映画祭金獅子賞受賞作「長江哀歌」(06)以来7年ぶりに手がけた長編劇映画。中国で実際に起こった4つの事件を基に、急激に変貌する社会の中で時代の波に乗り遅れ、もがきながらひたむきに生きる人たちを力強く描く、衝撃と慟哭の物語。
予告編では、妻と子には出稼ぎ先を隠して、送金を続ける重慶の男、会社の汚職で長年利益を吸い上げられてきた山西省の炭鉱夫、妻子ある男とかなわぬ恋を続ける湖北省の女、ナイトクラブのダンサーとの恋に苦悩する広東省の男、それぞれが抱える事情から犯罪に手を染めてしまった4人の生き様を映し出す。
本作公開を記念し、4月19日から吉祥寺バウスシアターで、「一瞬の夢」「プラットホーム」「青の稲妻」「世界」「長江哀歌」「四川のうた」の全6作を35mmプリント上映する「ジャ・ジャンクー監督レトロスペクティブ」の開催も決定した。5月2日まで。
「罪の手ざわり」は5月31日からBunkamuraル・シネマほか全国順次公開。
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