【第86回アカデミー賞】“ミュウミュウの顔”ルピタ・ニョンゴ、助演女優賞に!
2014年3月3日 12:19

[映画.com ニュース]第86回アカデミー賞の授賞式が3月2日(現地時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、「それでも夜は明ける」のルピタ・ニョンゴが助演女優賞を受賞した。初の栄冠を手にしたニョンゴは「評価していただき、アカデミーに感謝します。一生忘れない瞬間です」と感激の面持ちで、「このオスカー像を見る度に、子ども時代を思い出すと思います。どこの出身であろうが、夢は叶うものだと」と涙を浮かべながら喜びを語った。
3月1日に31歳の誕生日を迎えたばかりのニョンゴ。政治家の両親のもとメキシコで生まれ、幼少期をケニアで過ごす。14歳で挑んだ舞台「ロミオとジュリエット」ではジュリエット役に抜てきされ、その後、米ハンプシャー大学、イェール大学の大学院イェール・スクール・オブ・ドラマで映画や演劇を学んだ。
フェルナンド・メイレレス監督作「ナイロビの蜂」などにプロデュース参加したほか、テレビドラマ、舞台で女優として活躍。「それでも夜は明ける」で長編映画デビューを果たし、ゴールデングローブ賞、米俳優組合賞でも助演女優賞にノミネートされた。今後、ジャウム・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン共演の新作「ノンストップ(原題)」でハリウッド進出する。
女優としての活動のほか、ドキュメンタリー映画「In My Genes(原題)」や、ミュージックビデオなどでメガホンをとった経験をもつ。また、エリザベス・オルセン、エル・ファニングらとともに「ミュウミュウ」の顔も務めており、ファッション業界からのラブコールも熱い。
「それでも夜は明ける」は、「Hunger/ハンガー」「SHAME シェイム」に続き、マイケル・ファスベンダーとスティーブ・マックイーン監督がタッグを組んだ人間ドラマ。ニョンゴはファスベンダー扮する白人の農園主に強い執着を抱かれ、性的にも肉体的にも虐待を受ける奴隷の少女を熱演。今回のアカデミー賞では、助演女優賞をはじめ作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞など8部門にノミネートされた。
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