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「二十四時間の情事」仏巨匠アラン・レネ監督が死去

2014年3月2日 21:22

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2012年カンヌ映画祭でのアラン・レネ監督
2012年カンヌ映画祭でのアラン・レネ監督
写真:ロイター/アフロ

[映画.com ニュース] 「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」などで知られるフランスの映画監督アラン・レネが3月1日(現地時間)、パリ市内で死去したとプロデューサーのジャン=ルイ・リビ氏が発表し、仏報道各社が伝えた。91歳だった。

レネ監督は1922年生まれ、40~50年代を中心に短編作を数多く発表し、アニエス・バルダクリス・マルケルらとともにヌーベルバーグの左岸派として知られ、ホロコーストとアウシュビッツ収容所の記録をめぐる短編ドキュメンタリー「夜と霧」(55)で世界的な注目を集めた。59年に、エマニュエル・リバ岡田英次主演で広島で撮影した日仏合作映画「二十四時間の情事」で長編デビュー。アラン・ロブ=グリエが脚本を手がけた「去年マリエンバートで」(61)でべネチア国際映画祭金獅子賞を受賞している。

その後も「スモーキング/ノースモーキング」(93)、「恋するシャンソン」(97)など意欲的に作品を発表しており、2009年にカンヌ国際映画祭で生涯功労賞を受賞、12年に「Vous n'avez encore rien vu」が同映画祭のコンペティション部門に出品され、キャスト陣と共にレッドカーペットに姿を見せていた。今年のベルリン国際映画祭では遺作となった「Aimer, boire et chanter」がコンペティション部門に選出され、アルフレッド・バウアー賞を受賞している。

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