金子修介監督、5度目のゆうばり映画祭参加に笑顔
2014年3月1日 22:45

[映画.com ニュース] 金子修介監督の最新作で東日本大震災後の世界をSFとして描いた「少女は異世界で戦った」のプレミア上映が3月1日、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で行われ、金子監督をはじめ、花井瑠美、武田梨奈、清野菜名、加弥乃という4人の主演女優と三田真央、ハヤテが舞台挨拶に立った。
銃や核が禁止された世界で東日本大震災が発生。謎の侵入者たちが社会に入り込んでくる。10数年後、戦士として育てられた4人の少女たちは侵入者たちの抹殺を開始し、巨大な陰謀に立ち向かう。金子監督にとっては、5度目の同映画祭参加。「おかえりなさい」と声をかけられ、「そう言われると本当に実感があります。嬉しいです」と笑みを浮かべる。「以前、『ガメラ』を持ってきたときは、上映後にミシェル・ヨーに握手されて『コングラチュレーション!』って言われたのが思い出です」と懐かしそうに明かした。
本作に関しては「ひと言でいうと“アクションアイドル映画”」。女優陣の激しいアクションが見どころだが「日本映画は志穂美悦子の遺伝子を継ぐ者を探しているのです」とアピールした。花井は、スクリーンデビューを果たした「ジェリー・フィッシュ」に続き2作目の金子監督作主演。新体操の選手として全日本新体繰選手権2連覇など輝かしい実績を持ち、美しいプロポーションには会場からため息が漏れる。「新体操をアクションに生かせたらとずっと思っていたので、こんなに早く実現して嬉しいです」と喜びを語った。
武田は昨年、「第1回ジャパンアクションアワード」でベストアクション女優賞に輝いたが「受賞後1作目がこの映画だったので、思いが詰まった作品になっています」と強い思い入れを明かす。今年、本映画祭で新設された「ニューウェーブアワード」を受賞し、オープニングイベントにも出席したが「夕張は初めてなのに、そんな感じがしないです。ずっと来てみたかったので嬉しいです」と感謝を口にした。
悪役として主演4人と対峙する三田は、これまで出演作品の有無にかかわらず何度も同映画祭を訪れていたそうで、メイン会場のアディーレ会館・大ホールでの舞台挨拶に「ビックリしています! 悪役ではあるんですが」と話しながら感激の涙をこぼし、会場は温かい拍手に包まれた。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2014」は3月3日まで開催。
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