“ホビット似”の実力派が歌い上げる主題歌ビデオが公開！

2014年2月5日 18:00

［映画.com ニュース］　「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が描く壮大なアドベンチャー3部作の第2章「ホビット　竜に奪われた王国」の主題歌、「I See Fire」のミュージック・ビデオが、このほど公開された。

旅の目的地“はなれ山”に到着したドワーフの一行や、大きな炎に襲われる町など、映画本編のスリルあふれるシーン映像とレコーディング風景が編集された同ビデオは、「ホビット」の壮大な世界観を喚起させる内容。歌詞には「ドゥリンの子」「山の中で燃えさかる炎」という本編そのままの言葉も織り込まれ、見る者の期待を大いに高めるものとなっている。

「I See Fire」を「竜に奪われた王国」のために書き下ろしたシンガーソングライターのエド・シーランは、歌姫テイラー・スウィフトとも親交が深い1991年イングランド生まれの22歳。メジャーデビュー・アルバム「＋（プラス）」は全英アルバムチャートで初登場1位を記録し、12年のフジロック・フェスティバルにも来日。本年度のグラミー賞では、最優秀新人賞ノミネートを果たした実力派だ。色白でクセのある赤毛という容姿が、本編の主人公ビルボ（マーティン・フリーマン）をほうふつさせるシーランだが、レコーディング風景ではピーター・ジャクソン監督も登場し、良好なチームワークを感じさせている。

「ホビット　竜に奪われた王国」は、世界50カ国で興行ランキング初登場第1位を獲得し、世界興行収入8億5000万ドルを突破している大ヒット作。通常の倍のフレーム数を持つ最新撮影技術「HFR3D」で全編が撮影されており、第86回アカデミー賞では視覚効果賞、音響編集賞、録音賞の3部門でノミネートを果たしている。出演はイアン・マッケラン、オーランド・ブルーム、リチャード・アーミテージらのほか、ベネディクト・カンバーバッチがモーションキャプチャーとボイスキャストで参加している。2月28日から全国で公開。