「アメリカン・ハッスル」ラッセル監督&B・クーパーからのプレゼント 公開初日が1000円に
2014年1月22日 17:40
[映画.com ニュース] 第86回アカデミー賞で作品賞はじめ最多10部門にノミネートされている「アメリカン・ハッスル」が、1月31日の公開初日に特別料金1000円(※一部劇場を除く)で鑑賞できる企画が、デビッド・O・ラッセル監督、ブラッドリー・クーパーのはからいで実現した。
ラッセル監督と本作では製作総指揮も兼ねるクーパーは、公開に合わせて来日を予定していたが、スケジュール調整が難しく急きょキャンセルになった。ふたりは来日できないお詫びとして、日本の観客に何かプレゼントを考えてほしいと関係者に掛け合い、今回の企画が実現した。
「本当は今頃、日本の皆さんにお会いできるはずだったのにとても残念だよ。でも、僕たちの映画はゴールデングローブ賞での受賞、そしてオスカーでも素晴らしい結果を得ることが出来た。しかも俳優部門、監督部門全てでノミネートされたことは本当に夢みたいだし、心から光栄に思うよ。僕たちはまるで一つの家族のようになってつくり上げ、スタッフ・キャスト全員の熱意が込められた作品なんだ。日本でも楽しみにしてくれている人がたくさんいると聞いているので、実は来日できなかったお詫びに映画館に来てくれた際に、何かプレゼントを考えて欲しいと日本の関係者にお願いをしているんだ。とにかく一人でも多くの人にこの作品を映画館で楽しんで欲しいんだ」(ラッセル監督)。
「僕がオスカーにノミネートされたことは本当に特別なことだし、夢みたいだ。心から光栄に思うよ。俳優部門、監督部門全てでノミネートされたことは、僕ら全員が尊敬してやまないデビッド・O・ラッセルへの賛辞の表れだよ。僕はすごくラッキーだったと思うし、謙虚な気持ちでいようと思う。とにかく日本で一人でも多くのお客さんが映画館に来てくれることを願っているよ。そのために僕たちは何ができるのか考えているんだ」(クーパー)とコメントを寄せている。
1970年代アメリカで起こった米上院議員と5人の下院議員が汚職で有罪となった「アブスキャム事件」を映画化。クリスチャン・ベール主演、クーパーのほか、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナーらが共演。
「アメリカン・ハッスル」はTOHOシネマズみゆき座ほかで1月31日公開。