ファン待望の第3作公開 R・リンクレイター監督が語る「ビフォア・ミッドナイト」

2014年1月17日 13:20

リチャード・リンクレイター監督
リチャード・リンクレイター監督

[映画.com ニュース]イーサン・ホークジュリー・デルピー主演の人気シリーズ「恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)と「ビフォア・サンセット」(2004)の続編にあたる第3作「ビフォア・ミッドナイト」が、1月18日から公開される。軽妙な男女の会話が魅力の本シリーズは、第86回アカデミー賞脚色賞にノミネート。ついに結ばれたふたりは子どもをもうけ家族となり、ギリシャでバカンスを過ごすという設定だ。リチャード・リンクレイター監督がファン待望の最新作を語った。

今作ではアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌが恋に落ち、夜明けまでの時間を過ごした第1作、そして9年後に再会したふたりを描いた第2作に続き、さらに9年後を描く。「最初の作品の後は、誰も2作目を期待していなかったけど、2作目を作った後は(3作目を)作るかどうかが露骨な質問となってきて、僕たちにはプレッシャーがあったんだ」と明かす。「何を言われても僕たちは反対していた。『みんな3作目を見たがっているみたいだけど、やらないでおこう』ってね。でもある時、また同じような動きがあって、僕たちは現在のジェシーとセリーヌにも言うべきことがあるだろうと気付いた。それが何であれね。それで僕たちは真剣に考え始めて、映画になったんだ」。

恋心を抱いたふたりの短い逢瀬を映した前2作とは変わって、今作ではカップルの現実を赤裸々に描き出した。「人生って負担が積み重なっていくものだろう。もし自分が誰かの親しい友人や配偶者や親だとしたら、だんだん自発性というものがなくなってくる。我々はそれをテーマに選んだ。みんなその関係を強要されているような気になって、年をとるごとにそう感じるようになる。果たさなければならない義務を果たしつつ、それでも自分が生き生きとした自発的な人間で、何であれ自分の興味のあることを最大限にやるというのは難しくなってくるよね。人生には妥協がいっぱいある」とテーマについて語る。

舞台をギリシャに選んだ理由は直感のようなものだったそうで、「他の国にも行くつもりだったけれど、ギリシャに2、3日行ったら『あ、ここだ』と思ったんだ。イーサンとジュリーに写真をメールした頃から現実味を帯びてきたよ」と話す。しかし、デルピーは財政問題が深刻化し、デモが盛んに行われていたギリシャでの撮影に懐疑的だったようで、「ジュリーはニュースを見ても『ちょっと! 燃えてるじゃない! 子どもを連れて行けないわ。私たち死んじゃうわ』みたいに僕とイーサンよりも被害妄想的だった。イーサンは『いいねえ!』って感じ。だから僕たちはジュリーの心配症も映画に取り入れたんだ」とキャラクターの肉付けにもつながったキャストの反応を明かしてくれた。

(映画.com速報)

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