「ビフォア・ミッドナイト」主演ふたりの劣化も見どころ!? 映画ライターがシリーズの魅力語る

2013年12月20日 15:20

人気ラブロマンスシリーズを語りつくす!
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[映画.com ニュース] リチャード・リンクレイター監督、イーサン・ホークジュリー・デルピー主演の人気ラブロマンスシリーズ第3作「ビフォア・ミッドナイト」の公開を記念し、前2作を一挙上映するイベントが12月19日、都内の劇場で開催された。映画ライターのよしひろまさみち氏と細谷美香氏が同シリーズの魅力を語り合った。

最新作「ビフォア・ミッドナイト」は、列車の中で出会ったアメリカ人のジェシーとフランス人のセリーヌが、夜明けまでの時間を過ごした「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」(1995)、同作から9年後の2人を描いた「ビフォア・サンセット」(2004)に続き、前作からさらに9年を経た2人の現在を描く。

細谷氏は、前2作について「1作目は旅先で素敵なことがあったらいいなという女子の妄想がかなえられている映画、2作目はふたりとも劣化しているのによく作ったな(笑)」とコメント。それを受けてよしひろ氏は、「最新作はジュリー・デルピーのオカン度がさらにアップしていて、イーサン・ホークのしわ、絶対ボトックス打った方がいい! 唇色は紫だし……人は18年でここまで劣化するのかと。でもそこまでリアルなんです」と主演ふたりの経年の変化も見どころだと話す。

しかし細谷氏は「でもそんな劣化も含めていとおしくなるんです」と同シリーズの特徴である、流れるようなウィットに飛んだ会話が、アドリブではなくすべて脚本によるものであることを挙げ「そのすごみは3作ともに共通している」と絶賛。よしひろ氏も「会話が飽きないのがすごい、ささいなことしか話していないのに、なぜか吸い込まれてしまうのがこのシリーズの魅力」と同調する。さらに「会話劇で風光明媚な場所を歩かせているのに、観光映画になっていない。ふたりのデートを追体験するようで、電車の中ですら素敵に描いている」と解説した。

1作目はリンクレーター監督の実体験が基になっているそうで、監督自身も一晩で別れた女性と連絡を取り合うことはなく、その女性が映画を見てくれることを期待していたそうだが、その女性が20代で事故で死去していたことを3年前に知ったという。よしひろ氏は「その話を聞くと、やはりこのシリーズは中二病映画だと思う。男子が慕う女性に抱いている妄想をここまで膨らませるのは中二病以外のなにものでもない」と持論を展開。細谷氏が「イーサン・ホーク自身もそういうタイプ。女々しくて、そこが監督と気が合う。そしてジュリーが男前」と分析すると、よしひろ氏は「私はイーサンみたいな男が来たら無理! ウザイ、くさそうだし(笑)」と会場を笑わせていた。

ビフォア・ミッドナイト」は、1月18日Bunkamuraル・シネマほか全国公開。

(映画.com速報)

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