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二階堂ふみは傷だらけ? 「ほとりの朔子」現場は癒しの場だった

2014年1月10日 13:40

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第35回ナント三大陸映画祭でグランプリ獲得
第35回ナント三大陸映画祭でグランプリ獲得

[映画.com ニュース]女優の二階堂ふみが1月9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた主演作「ほとりの朔子」(深田晃司監督)の会見に出席した。本作の撮影時には、園子温監督の「地獄でなぜ悪い」とNHK大河ドラマ「平清盛」にも出演しており、「3本同時にかけもちしていて、ヤクザ映画と大河は両極端な役。戦ってできた傷を、深田監督の現場で癒していた」と振り返った。

映画は二階堂演じる18歳の浪人生・朔子が、叔母の誘いでやって来た海と山のほとりの避暑地で、さまざまな出会いを通して成長する青春ラブストーリー。会見には二階堂をはじめ、第23回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞を受賞した「歓待」(2010)に続きタッグを組んだ深田監督と、プロデューサーを務める女優の杉野希妃が出席した。

脚本と編集も兼ねた深田監督は「バカンスがない日本で、バカンス映画を撮ろうという矛盾したアイデアが面白いなと思った」と本作の着想を語る。そして「二階堂さんという稀有な女優さんに出演してもらい、モラトリアムや引きこもりではない、『何もしない、そして何をしてもいい』時間を描きたかった」と説明した。

また、ある外国人記者から「この映画のようなナチュラルな演技は、邦画ではめずらしいと思う」と指摘されると、「いい演技とは役を作り込むのではなく、俳優が目の前にいる共演者と向き合うことで生まれる。監督の仕事は、俳優さん同士がコミュニケーションを取りやすい雰囲気を作ること」と持論を展開した。

アジア各国で活躍する杉野は「二極化が進み、意欲的な企画に資金が集まりにくい日本の状況にもどかしさを覚える」とプロデューサーの立場から意見。本作の製作にあたっては、「歓待」製作の際に築き上げた協力関係に、再び声をかけたという。映画は昨年11月にフランスで行われた第35回ナント三大陸映画祭でグランプリにあたる「金の気球賞」と「若い審査員賞」をダブル受賞しており、二階堂は「監督が大好きなエリック・ロメール監督のフランスで評価されたのは、喜ばしいこと」と祝福していた。

ほとりの朔子」は1月18日から、シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。

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