「アメリカン・ハッスル」にロバート・デ・ニーロがクレジットなしのカメオ出演
2014年1月8日 17:10
[映画.com ニュース] デビッド・O・ラッセル監督の最新作「アメリカン・ハッスル」に、ロバート・デ・ニーロがカメオ出演していることがわかった。1970年代アメリカで起こった収賄スキャンダルを映画化した本作で、デ・ニーロの名前はエンドクレジットに記載はないが、ニュージャージーのマフィアに扮し、恐るべき存在感を見せつけている。
デ・ニーロとラッセル監督は10年以上の知り合いで、デ・ニーロが「世界にひとつのプレイブック」にブラッドリー・クーパー演じる主人公の父親役で出演したことでさらに親交を深めたそう。「彼はブラッドリーとも親しくなったし、『もし彼がこの新作に出てくれたら嬉しいなあ』という感じで、今回の役について話してみたんだ。もし出てくれなかったとしても、彼とのクリエイティブな会話を持ったことで、この役を書くにあたって良いインスピレーションを与えてくれるはずだしね」とラッセル監督はオファーの経緯を語る。
見事デ・ニーロの出演承諾を取り付けたラッセル監督は、名優の役作りをこう振り返る。「彼は本当に情熱を感じた時、細かい部分にいたるまでとてもこだわるんだ。だから永遠に話し合いをしたんだ。彼はこのキャラクターがアラビア語を話せるのが気に入っていたし、しかも、それはこの物語において、事実を元にして描いた部分だったんだよね。真実は小説より奇なりでね」
本作では頭髪の薄い、メタボな中年詐欺師を演じたクリスチャン・ベールの変ぼうも話題となっているが、ラッセル監督はデ・ニーロが俳優陣顔合わせの際に、役衣装のベールに気がつかなかったというエピソードを明かす。「デ・ニーロはキャスト全員との握手の後、『あれは誰なんだ?』って言ったんだよね。だから『今握手したばかりの人はクリスチャン・ベールですよ』って言ったんだ。そしたら彼はじっと彼を見て、『あまりに見た目が違う。最高だ』って。クリスチャン・ベールだって気付かなかったんだ。だから彼をもう一度紹介し直さなくてはいけなかったんだよ」
ハリウッドを代表する名優との共演を果たしたベールは、「デ・ニーロとの共演は最高に楽しい経験だったよ。彼は当然アイコンと言える俳優だからね。共演シーンは、すごく深くて、とんでもなくシリアスな感じになって。僕が演じるアーヴィングはデ・ニーロ演じる男と同席にしているということにとてつもない恐怖を感じているんだよね」と述懐している。
「アメリカン・ハッスル」は2014年1月31日TOHOシネマズみゆき座ほか全国公開。
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