コーエン兄弟、古代ローマが舞台の新作を執筆中
2014年1月6日 13:40

[映画.com ニュース] イーサン&ジョエル・コーエン兄弟が、古代ローマを舞台にした新作映画の脚本を執筆していることを明かした。
これまで、近代から現代にかけてのアメリカが舞台の作品を執筆し、監督してきたふたり。ジョエルは“サンダル・ムービー”だと冗談めかしたが、イーサンが「大作だよ。(生きるうえでの)大きな問題に興味があるんだ。今回は特に、隠れた意味をつけ加えたくない」と意気込みを述べた。
また、人生の苦境における不条理さがシニカルに描かれ、多様な解釈が可能な作品が多かったが、「『シリアスマン』のようにつまらないものじゃない。あれは現実逃避だった。あの時は、完全にしり込みしてしまった」(イーサン)、「昔の僕たちは成長が足らなかった。その点、今は問題ない。十分に成長した。大きな問題に答えを出す準備ができた」(ジョエル)と語った。
コーエン兄弟の最新作「Inside Llewyn Davis」(日本公開日未定)は、1960年代のフォークシーンを代表するミュージシャン、デイブ・バン・ロンクの生涯を下敷きに、若手フォークシンガー、ルウェイン・デイビスの葛藤を描く。同作は、ゴッサム賞作品賞を受賞している。
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