16歳のピーター主演のカルト作「薔薇の葬列」など松本俊夫監督2作がBD化
2013年12月26日 07:00

[映画.com ニュース]実験映画作家・松本俊夫監督の劇映画第1作で、歌手で俳優のピーター(池畑慎之介☆)のデビュー作としても知られるカルト映画「薔薇の葬列」と、松本監督の劇映画第2作「修羅」がブルーレイ化&再DVD化され、2014年3月12日発売する。
「薔薇の葬列」(69)は新宿など東京の繁華街を舞台に、当時16歳だったピーター演じる母を殺したゲイボーイのエディと、エディが働く「ジュネ」のオーナー(土屋嘉男)、そしてオーナーの愛人が繰り広げる愛憎劇を軸に、1960年代後半の学生運動やヒッピーなど当時の文化やファッションをリアルに切りとり、アバンギャルドな映像表現で伝説のカルト作として知られている。美術を朝倉摂が担当し、秋山庄太郎、粟津潔、篠田正浩、藤田敏八、蜷川幸雄、淀川長治らも本人役として出演している。
「修羅」(71)は、鶴屋南北の狂言「盟三五大切」と青年座の石沢秀二による同作台本を基に松本監督が脚色。モノクローム画面で中村嘉葎雄、唐十郎らが血みどろの復讐劇を繰り広げる異色時代劇。2作ともに松本監督と鈴木達夫カメラマンの監修による最新版のHDデジタルマスターとなっている。「薔薇の葬列」「修羅」ブルーレイ(税込み5040円)&DVD(税込み3990円)は2014年3月12日発売。
フォトギャラリー
関連ニュース





