NY在住の日本人前衛芸術家夫婦、アカデミー賞受賞に自信!?
2013年12月22日 10:10

[映画.com ニュース] ニューヨーク在住40年の日本人前衛芸術家の夫婦の姿を追ったドキュメンタリー「キューティー&ボクサー」が12月21日、公開初日を迎え、出演する篠原有司男、篠原乃り子夫妻が都内の劇場で舞台挨拶に立った。
ボクシング・ペインティングで知られ、日本で初めてモヒカン刈りを実践した男とも言われる反骨の現代芸術家・有司男と、結婚後に夫婦のカオスに満ちた40年の歴史を自らの分身“キューティー”に託し、ドローイングに綴るという独自の表現を編み出した乃り子の愛と闘いの記録を描く。本作は、第86回アカデミー賞のショートリスト15作品の中に入っており、日本人キャストの作品として唯一のエントリーを果たしている。
登壇した有司男は、「ニューヨークからこの日のために来たけど、映画、すげえ面白いからさ。作りもんじゃなくモノホンだからね」とべらんめえ口調でまくしたてる。すでに海外でも反響を呼んでいるが、ある映画祭での上映を振り返り「1500人がスタンディングオベーションで、松井(秀喜)がヤンキースタジアムでホームラン打ったみたいな歓声で、映画ってすげえなと思ったよ」と語った。
日本での公開に、乃り子は「アメリカでは私への同情と、有司男への『ひどいヤツだ』っていう反応が多かったけど、日本はもしかしたら逆かも(笑)。欧米とリアクションがどう違うか楽しみ」と期待を口にする。有司男は「もう見てもらうってだけ。誤解して見てほしいな。『最低なやつだ』とか」と豪快に笑った。
写真撮影でも、2人は今年で81歳(有司男)、60歳(乃り子)という年齢を全く感じさせないキレのあるポージングを繰り出し、客席をわかせる。有司男は「これでオスカーとったらドッカンだね」とニヤリ。「アカデミー賞、いただくぜ!」と高らかに宣言した。
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