「攻殻機動隊ARISE border:2」完成!「I.G史上ベストな出来」と社長も絶賛
2013年11月18日 22:01
[映画.com ニュース]士郎正宗氏のSFコミックを原作とした人気シリーズ最新作「攻殻機動隊ARISE」の第2弾「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」の完成披露上映会が11月18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。製作を手がけるプロダクションI.Gの石川光久社長は「アクション映画という観点では、I.G史上ベストな出来。ほめてあげたい。アニメが実写を追いかけるのではなく、ハリウッドがこの映像を実写化しようと追いかける時代」と大絶賛した。
原作コミック、押井守監督版、神山健治監督版に続く“第4の攻殻”として注目を集める本シリーズ。全4部作で構成され、第2弾となる本作では「501機関」から独立を果たし、軍内部で自由を得た草薙素子が、独自の部隊結成を構想するなか、自立型支援車両ロジコマのAIがハッキングされる事件が発生する。
舞台挨拶には石川社長をはじめ、黄瀬和哉氏(総監督、キャラクターデザイン)、冲方丁氏(シリーズ構成、脚本)、本作で監督デビューを飾るアニメーターでメカデザイナーの竹内敦志監督、バトー役の松田健一郎、サイトー役の中國卓郎が出席した。石川社長の絶賛に加えて、黄瀬氏と冲方氏が「本当に面白い」と口をそろえると、竹内監督は「少し背伸びした内容だが、クリエーターの皆さんのおかげでここまで来られた」と感無量の面持ちだった。
また、10月10日に亡くなったイシカワ役の檀臣幸さんについて、黄瀬氏は「まさかの一言。収録に立ち会えず、悔やまれる」と悲痛な表情。竹内監督は「収録はほとんどNGがなく、スムーズだった。次回作も楽しみにされていたので、本当に残念ですね」と故人をしのんだ。
舞台挨拶の締めくくりとして、石川社長は「あえてここで言いたいのは(笑)、border:3のこと! 本当の意味で『ARISE』が立ち上がります。本当に驚くような作品になるはず」とファンの期待をあおった。「攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers」は11月30日から全国で公開される。