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米ディズニー傘下ABC、番組で中国差別発言 外交問題にまで発展か

2013年11月16日 08:00

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中国で起きたデモの模様
中国で起きたデモの模様
写真:ZUMA Press/アフロ

[映画.com ニュース] 米ウォルト・ディズニーが、傘下の米ABCで放送された中国批判の対応に苦慮していると、Business Weekが報じた。

問題となっているのは、米ABCで10月末に放送されたトーク番組「ジミー・キメル・ライブ」で披露されたひと幕だ。政治課題を子どもたちが討論するコーナーで、司会のキメルはアメリカの財政赤字を取り上げた。

「中国に1兆3000億ドルも借金しているけれど、どうすればいいと思う?」とキメルが質問すると、子どものひとりが「中国人を皆殺しにすればいい」と発言。この発言を受け、キメルはほかの子どもたちに「中国人を生かしておいてはだめだろうか?」と討論の継続を促した。

この番組に中国系アメリカ人が激怒し、キメルとABCに対し謝罪を求めた。同社は11月8日に謝罪声明を発表したものの、同11日には中国外務省広報官が「人種差別と憎悪を広げるのは、メディアの社会的責任に反する」と批判を展開した。

騒動が収まる気配はなく、もしも親会社のディズニーにまでに批判が広がることになれば、2015年の上海ディズニーランド開業にも暗雲が立ち込めるため、ディズニーは迅速に対応する必要がありそうだ。

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