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市橋被告の逃亡劇描く映画が公開 監督&主演のフジオカ「彼をヒーローにする気も美化する気もない」

2013年11月9日 19:53

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舞台挨拶に立ったディーン・フジオカ
舞台挨拶に立ったディーン・フジオカ

[映画.com ニュース] 2007年に発生した英会話学校講師殺害事件の犯人・市橋達也被告の逃亡劇を映画した「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」が11月9日、公開初日を迎え、監督、主演、主題歌を務めたディーン・フジオカが109シネマズ川崎で行われた舞台挨拶に立った。

フジオカは「この場に出てくるときに、どういう顔で出るべきか考えました。ちょうどこの事件を知って2年7カ月たって、その時間の重さを改めて感じながら立っております」と神妙な面持ちで挨拶。撮影スタートから3日目、市橋が警察から逃げるシーンで、アキレス腱を切るというアクシデントが発生し、1カ月にわたる撮影期間中まともに歩ける状態ではなかったことを明かした。「車いすで移動し、ときにおんぶをしてもらった。ディレクターチェアが車いすだった」と話し、「監督という立場もあって、(撮影の)延長もできなかった。皆さんに助けられた」と振り返った。

映画化にあたり、市橋が逮捕されたフェリー乗り場や、生活の場にしていた沖縄の無人島などを実際訪れ、当時市橋らしき人物を見かけた人々にも取材をした。「殺人犯は許されるべきではないし、彼をヒーローにする気も美化する気もない」と考えを述べ、自身の手による主題歌については「残された人たちは前に向かっていくしかない、希望を込めた曲」と説明。最後に「厳しい現実があっても、自分から逃げる癖がつくと一生逃げ続けることになる。自分がこの映画を作ることで社会からこういう悲惨な事件がなくなればという願いを込めた」と作品へ込めた思いを語った。

市橋被告が獄中でつづった書記「逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録」をもとに、台湾をはじめ海外で活躍する日本人俳優のフジオカが監督・主演を兼ねた実録ドラマ。警察の捜査を振り切り、行く先々で名前を変え、整形手術を受け、罪から逃げ続けた市橋の2年7カ月の心の移り変わりを描いた。

本作は、観賞料金1000円の新作4本を劇場公開と同時にネット配信を行う企画「1000taku」の対象作品で、本作のほか「風俗行ったら人生変わったwww」「TAP完全なる飼育」「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」が配信中だ。

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