斎藤工&板谷由夏、WOWOW「映画工房」100回放送に向けて確かな手応え
2013年11月2日 10:30

[映画.com ニュース] 俳優の斎藤工と板谷由夏が、WOWOWでオンエアされる映画の中からピックアップした作品について考察と見どころを解説する情報トーク番組「映画工房」が、この秋迎える放送100回に向けて特別企画を展開することとなった。
キックオフ企画として、11月4日と11日の2回にわたって放送されるのが、10月19日に第26回東京国際映画祭(TIFF)とのコラボレーション企画として、六本木ヒルズアリーナで公開収録が行われた「映画工房 100回記念SP月間!公開収録 in 東京国際映画祭」。収録後に行なわれた取材に応じた番組レギュラーの斎藤と板谷、映画評論家の中井圭氏は、それぞれ100回の収録を経て映画の見方がどう変わったかを語り合った。
板谷は、「イケてる映画かイケてない映画か鼻が利くようになったので、面白い映画との出合いが増えて、ますます映画が好きになっています」と回答。「斎藤さんと板谷さんの『好き』という念のこもっている映画を見返すとすごく面白い」と中井氏が言うと、「わかる。『ハモンハモン』を板谷さんが絶賛したと思って見たらすごく面白かった。自分のアンテナに引っ掛からない映画を見るきっかけを、3人で与え合っていると思います」と斎藤が重ねるなど、100回の先に向けた盤石のコンビネーションを印象付けた。
公開収録では、「チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢」(2011年TIFFワールド・フォーカス出品)と「最強のふたり」(11年TIFF東京サクラグランプリ)という、同映画祭から誕生した名作を紹介。続けて今年のコンペティション部門に出品されたイラン映画「ルールを曲げろ」のベーナム・ベーザディ監督、昨年の同部門で観客賞を受賞した「フラッシュバックメモリーズ3D」の松江哲明監督をゲストに迎え入れ、中井氏も交えてのティーチインが行なわれた。「ルールを曲げろ」の冒頭20分の長回しをどう作ったのか、イランの映画製作&公開事情、ベーザディ監督と日本文化の意外と密接な距離感、そして客席からの質疑応答など、興味深いトークが展開された。
今回のコラボに手応えを感じた表情の斎藤は、「TIFFのラインアップは秀逸な分、一般の人との距離があるのも事実。自分の役目はその距離を縮めることだと思っています。そういう意味で、TIFFと『映画工房』の連動性を高めて、これからもパートナーとして映画と映画祭を盛り上げていきたい」と、今後の「映画工房」とTIFFとのタッグについて抱負を寄せた。
「映画工房 100回記念SP月間!公開収録 in 東京国際映画祭」は、WOWOWシネマで11月4日午後9時45分、11日午後8時45分の2回にわたって無料放送の予定。
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