晩婚化は世界共通? グルジアの現在を描いた“悲喜劇”ラブストーリーがTIFFで上映
2013年10月21日 19:10

[映画.com ニュース] 東京・六本木ヒルズで開催中の第26回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されたグルジア映画「ブラインド・デート」の記者会見が10月21日、同所で行われ、レバン・コグアシュビリ監督、主演俳優のアンドロ・サクバレリゼ、プロデューサーのスリコ・ツルキゼとオレナ・イェロショバが出席した。
40歳にして両親と同居する冴えない独身男サンドロ(サクバレリゼ)が、悪友に誘われたブラインド・デートをきっかけに、さまざまな女性トラブルに巻き込まれていく姿をコミカルに描く。コグアシュビリ監督は、「実際の生活とは常に喜劇と悲劇のミックスなので、この映画も悲喜劇。主人公は物理的な勝利を手にすることはできないけれど、道徳的もしくは精神的な勝利を手にする。それが人生において何よりも大事なことだと思っている」とテーマを語った。
本業は作家であるサクバレリゼは、本作で初めての演技に挑戦。車の運転免許を持っていないため急きょ練習に励んだが間に合わず、撮影はセットのプラットフォームで行われ「サンドロは人生でみんなに追い越される。車の運転もゆっくりとしたペースが彼の雰囲気に合っている。この役には車の運転ができない人が望ましかったんじゃないかな?」と冗談めかした。
日本でも親類と同居する独身男性は増加傾向にあるが、コグアシュビリ監督は「私が若い頃に比べ、グルジアでも晩婚化が進行している。それはグローバル的に見ても同じで、みんな理性的になっているのかもしれないし、優柔不断になっているだけかも。アンドロは独身だから彼に聞いてみた方がいいかもね」とニヤリ。話を振られたアンドロは、「グルジアでは両親、兄弟、友だちなどの人間関係がとても密接だから、あまり孤独を感じないのかもしれない。ひとりぼっちという感覚があまりないので、新たな他人と親密な関係を結ぶ必要性を感じないのかも」と推察した。
また、グルジアの現実を描く上で欠かせない要素として、避難民の女性がキーパーソンとして登場するが、コグアシュビリ監督は「過去20年に渡ってグルジアではさまざまな戦争や紛争があった。首都のトビリシを中心に、今では国内各地に30万人もの避難民がいると言われている。この映画でも本当の避難民の人々が住んでいるエリアで撮影した。もともと工場だった場所に経済的に苦しい避難民が住み着いていて、その風景はとても映画的。ラブストーリーの体裁をとりながらも、現在のグルジアのさまざまな局面を見せたかった」と狙いを明かした。
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