鈴木卓爾監督、最新作「楽隊のうさぎ」は「宝のような映画」
2013年10月20日 20:00

[映画.com ニュース] 吹奏楽に励む中学生たちの姿を瑞々しく描いた中沢けいの人気小説を映画化した「楽隊のうさぎ」が10月20日、東京・六本木ヒルズで開催中の第26回東京国際映画祭の日本映画スプラッシュ部門で公式上映され、主演の川崎航星くん、共演の宮崎将と山田真歩、音楽監督の磯田健一郎、15人の中学生の出演者、鈴木卓爾監督が舞台挨拶に立った。
内気な少年・克久が、ひょんなことから入部した吹奏楽部で、風変わりな顧問の先生や仲間たちと練習に励むうちに、次第に音楽の世界に夢中になっていく姿を描き出す。主人公の克久役をはじめ、中学生役のほとんどが物語の舞台となる静岡県浜松市在住の子どもたちからオーディションで選出された。
浜松からバスでやってきたという中学生キャスト一同は、国際映画祭という晴れ舞台に充実した面持ち。克久役を演じた航星くんは、「演技も演奏もとても難しかった。今はやりがいを感じています」と緊張気味に挨拶。吹奏楽部の部長役を演じた鈴木早映ちゃんは、「1年間という短い時間で絆を深めることができた。楽器未経験者がたくさんいる中、まるで本当の部活動のようでした」と撮影を振り返った。
顧問の森先生役の宮崎は、「今回が初めての演技の子たちが多かったけれど、特にいつもと変わりなく。みんな普通にやれるんだなって(笑)」と率直な感想を明かした。克久の前に度々現れる不思議なうさぎ役を演じた山田は、「初めての経験。実際にうさぎが(二足歩行で)歩いているところを見たことがないので。個人的には衝撃的だったけれど、全体的にはキュートな作品」と語った。
「私は猫ストーカー」「ゲゲゲの女房」などで知られる鈴木監督は、「宝のような映画になったと思う。彼らの息づかいを最後まで見てください」と客席に語りかけた。
「楽隊のうさぎ」は、12月14日から公開。
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