伝説の初代ウルトラマン古谷敏、47年ぶりの変身!黒部進「ジーンとくる」
2013年10月19日 09:55

[映画.com ニュース] 初代「ウルトラマン」でウルトラマン役を演じた古谷敏が10月18日、東京・六本木で開催中の第26回東京国際映画祭で、円谷プロ創立50周年スペシャルイベント「ウルトラマン」HD Remaster2.0 Blu-ray BOXII発売記念ジャパンプレミアに、「ウルトラマン」ハヤタ役を演じた黒部進、同フジ・アキコ役を演じた桜井浩子とともに出席した。
“伝説の初代ウルトラマン”と呼ばれ、「ウルトラマン」本編39本のみにその姿を刻んだ古谷。70歳にもかかわらず、スラリとした長身でファンの前に現れると「39本戦い抜いた。今度の綺麗なブルーレイを見て、コンビナートのライトなどが綺麗な色が出ていて感激しました」と万感の思いで語った。リマスタリングされたブルーレイの映像に、桜井は「こんなに映像が綺麗になって女優冥利につきます」とニッコリ。「最も派生テレビシリーズが作られたテレビ番組」としてギネス記録も認定されたシリーズに、黒部は「子どもたちに夢を与えた、47年前の当時のスタッフの先見の明はすばらしい」としみじみ語った。
黒部によると、当時の撮影現場は「本当に朝早くて、夜遅くて、弁当がまずかった」という過酷な状況だった。ガソリンと火薬を使った特撮では、スタジオの天井近くまで炎が吹き上がり大火傷をするスタッフも出るなど、文字通り命がけの撮影だったという。特撮シーンを撮り終えたのが放送10日前だった最終話では、「ラッシュを見て熱いものがこみ上げてきた」と黒部。古谷は、「飛ぶのが疲れるんですよ。深夜までかかってそれでも終わらない」とユーモラスに振り返った。
文字通りスタッフ一丸となってつくった初代作に、黒部は「39本の功労者は古谷さん。大変な苦労をされたこの功績は大きい!」と激賞し「50年残った作品。夢と希望、ロマンを与えた作品。当時の気持ちが忘れられないから、みなさんここに来ているんです」と感慨深く語った。古谷も「画面の中には涙があり、汗があり、我慢があり、スタッフみんなが徹夜で一所懸命やったことが画面の中にオーラになって出ている。魂が全部入っている、そんな気がします!」と力強く話した。
イベントでは大岡新一円谷プロダクション社長による裏話も語られた。大岡社長は「19話では円谷英二さんが特撮を担当したと言われているが、裏を取ってきました。当時カメラマンだった方に電話して聞きました。英二さんが一部絵コンテを書いて特撮を撮ったのは確かなようです」とファン垂涎のトリビアを披露した。最後は47年ぶりの“古谷ウルトラマン”がステージに登場。数々のポージングを披露すると、黒部は「ジーンとくるね!」と感動していた。東京国際映画祭は10月25日まで開催。
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